英語のスピーキングは型を使う【瞬時に話せる】

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英語のスピーキングは型を使う

 

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英語のスピーキングは型を使う理由

英語のスピーキングでは型を使うことが重要です。その理由は、(1)言葉を話すときは無意識に型を使っているから。(2)型を使うことで、英語を流ちょうに話すことができる、からです。この記事は英語のスピーキングに熟練し、流ちょうに英語を話したいと考えている人向けに書かれています。この記事を読み、内容を実践することで英語スピーキングを得意にしましょう。

日本語でも型を使って話している。

英語のスピーキングで型を使うことは特別なことではありません。私たちは日本語を話すときも、無意識のうちに型を使って日本語を話しています。

英語も日本語も型を使って話している。

たとえば、「英語も日本語も型を使って話している。」という文を取り上げてみましょう。この文は「AもBもCを使ってDしている。」という日本語の型を使っています。A, B, C, Dに、単語を入れて意味の通る文にしてみると、次のような日本語の文を作ることができます。

  • 私もあなたもパソコンを使って文書を作っている。
  • 山田さんも佐藤さんも辞書を使って単語を調べている。
  • 犬も猫も前足を使って顔を拭いている。

私たちは無意識のうちに、日本語で頻繁に使う型を用いて日本語を組み立てて話しています。日本語で使う型は無限にあり、私たちが使える型は個人個人によりその数が異なります。子供が使える型は大人に比べて少ないでしょう。同じ成人の大人でも、それまでの環境によって使える型の数や領域は違ってくるでしょう。

日本語で使える型を多く持っている人は、いろいろなことをいろいろな型を使って表現することができます。逆に日本語で使える型が少ない人は、少ない表現方法で自分の言いたいことを表現することになります。

英語のスピーキングにおいても状況は日本語の場合と変わりません。同じ英語ネイティブでも、英語で使うことができる型を多く知っていて使える人はいろいろな型を駆使して自分の言いたいことを表現することができます。反対に英語で使える型を少ししか持っていない人は、表現方法も限られます。

英語ネイティブが滞りなく流ちょうに英語を話すことができるのは、英語を話すための型を最低限流ちょうに話せるくらいはもっているからです。それは、私たち日本人が日本語を流ちょうに話せる仕組みと何ら変わりはありません。

英語ネイティブは長く英語圏で生活しているため、英語の型をたくさん吸収し、それを無意識のうちに使いまわすことができます。私たち日本人は日本語の型を無意識に使いまわすことができます。

しかし、私たち日本人が英語を話すとき、無意識に型を使いこなすことはできません。そのため、英語のスピーキングでは、自分の言いたい言葉が出てこないため、ゼロから英文を組み立てようとしがちです。

英語のスピーキングで型を使うメリット

ゼロから英文を組み立てるには多大な労力が必要です。しかし、英語のスピーキングでは、型を使えば、すでに出来上がっている型に自分の言いたい言葉(表現)を流し込めばいいだけです。それは無意識で私たちが日本語で行っている話し方と一緒ですし、さらに次のようなメリットもあります。

文法を気にせず話せる

英語のスピーキングでは文法が日本語とは異なるため、常に文法を意識して話すことになります。しかし、すでに出来上がっている型に言葉を流し込めばいいという場合は、ゼロから英文を組み立てる場合に比べて文法を意識する必要が少なくなります。もちろん、全く文法を意識せずに話せるためには熟練が必要ですが、そこまでの敷居はかなり低くなります。

例えば次の型を見てみましょう

  • What do you say to [going to the park]?
    その公園に行くのはどうだい?

ここで使われている型 What do you say to 動詞ing ? を使えば、文法を気にせず、What do you say to ということができます。

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英文を間違えずに話せる

What do you say to 動詞ing ?の例文では、この型をこのまま使いますので、間違えようがありません。これは決まりきった言い方なのでこの言い方だけを覚えて使えるようにすればいいだけです。英語スピーキングでありがちな間違いを犯すことなく話すことができます。

瞬時に英文を作ることができる

英語のスピーキングで最も難しい点は、話すまでに時間がかかってしまうことです。英語は私たち日本人にとって母語ではないので話す内容を英語にするのには時間が必要です。しかし、英語の型を使えば、その時間も大幅に短縮することができます。なぜならゼロから英文を組み立てるのではなく、すでに出来上がっている型を口にすればよいだけだからです。

長い文章も話すことができる

英語の型をたくさん持ち合わせていれば、長い文章も型の組み合わせで話すことができます。例えば次のような例を見てください。

英語のスピーキングで使える型

  • I would like to go.
    ぜひ行きたいです。
  • I’m looking forward to meeting you.
    お会いできるのを楽しみにしています。
  • I’m accustomed to driving.
    車の運転には慣れてます。
  • What do you say to going to the park?
    その公園に行くのはどうだい?

上の英語の型を使って、英語のスピーキングにすぐに役立てることができます。

I would like to join the meeting. I’m also looking forward to talking to you there. I’m accustomed to driving, so what do you say to going there with my car?
打合せには参加したいです。そこであなたにお会いできるのを楽しみにしています。車の運転には慣れているので、私の車で一緒に行くのはどうでしょうか?

難しい表現も使うことができる

ゼロから英文を組み立てようとすると、どうしても限られた英語力のために簡単なことしか英語で表現できなくなってしまいます。しかし英語の型を使えば、難しい表現も易しい表現と同じように使いこなすことができます。

例えば、次のような表現も英語の型のおかげで難なく英語のスピーキングで使えます。

  • It is no use writing a letter to her.
    彼女に手紙を書いても無駄だよ。

「~しても無駄だよ」という型 It is no use 動詞ingを知っていれば、その型に言いたいことをくっつけるだけで英語のスピーキングに使うことができます。

  • It is no use staying here.
    ここにいたって無駄だよ。
  • It is no use reading such a thick book.
    そんな分厚い本を読んだって無駄さ。

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英語のスピーキングで型を使わないデメリット

英語のスピーキングで型を使わないデメリットは次の通りです。

ゼロから英文を組み立てる

英語のスピーキングをするときに、英文をゼロから組み立てようとしてしまいます。英文をゼロから組み立てるには非常に多くの労力がかかります。お伝えしたほうに、私たちは日本語を話すときでさえ型を無意識に使って話しています。

英文を組み立てるために時間がかかる

ゼロから英文を組み立てるということは、頭の中が空白の状態から英語を組み立てることになります。英語に不慣れな私たちが、自力で英文を組み立てるには大変な時間がかかり、スピーキングには不向きです。

間違った英文を話す可能性が高い

自分で英文を組み立てる場合は、文法など気に掛ける必要があり、そしていくら気にかけても間違ってしまうことは避けられません。英語の型を使う場合は、その型の部分は固定されているので間違えることはありません。

短い英文しか話せない

英語の型がないと、短いことしか話せません。短い表現しかできないと幼稚に聞こえてしまいます。例えば次のような短い日本語では幼稚な響きになってしまいます。英語でも同じです。

  • 朝起きました。
  • 朝ご飯を食べました。
  • 会社に行きました。
  • 仕事に取り掛かりました。

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英語のスピーキングで型を使う方法

英語のスピーキングで型を使うことの重要性をお伝えしました。では、実際に英語のスピーキングの時に型を使えるようにするには、どのようにすればよいのでしょうか。

英語のスピーキングに役立つ型を増やす

まず、英語の型を多く使えるようにすることが重要です。使える型が多ければ多いほど、いろいろなことを英語で言えるようになります。またいろいろな表現を使うことができ、英語スピーキングの話せる幅が広がります。

英語スピーキングで使える型を集める

英語の型を多く集める工夫をしましょう。そのために次のような方法が役立ちます。

英語の参考書・問題集から例文を集める

英語の参考書・問題集には基本的な例文がたくさん載っています。そのような例文は格好のスピーキングの時に使える型の見本です。

例えば今手元に  表現のための実践ロイヤル英文法 という英文法の参考書があります。この中に次のような英文がありました。

  • I must remember to do it.
    忘れずにそれをしなければいけない。

この英文は型として自分で使えるので、[I must remember to 動詞の原形]として自分の使える型のリストにしておきます。

英語の映画・ドラマ・洋書から型を集める

英語圏の映画やドラマは、英語のスピーキングがナマで聞ける貴重な存在です。いまやアマゾンプライムやネットフリックス、それにユーチューブなどで映画やドラマはいつでも英語で聞ける環境になっています。また洋書も手軽に入手することができるようになりました。1冊のペーパーバックの小説から、数えきれないほどの使い勝手の良い英語の型を集めることができます。

Danielle steelというアメリカの作家は、大衆小説を書く人気作家です。そしてその英文はわかりやすい言葉で書かれているので、英語の初級者でも十分読みこなすことができるレベルになっています。

Danielle steelの小説 Child’s Play をパラパラめくるだけで、次のような英語スピーキングで使える型を集めることができます。

  • Is that all you want for him?
  • I think I’m ready for something different.
  • I just don’t want my children to get hurt.

英語のスピーキングに役立つ型を使ってみる

英語のスピーキングで役立つ型を集めたら、今度はそれを使ってみることが大事です。いきなりスピーキングの場で使うのではなく、練習を兼ねてまずは自分で独り言として言ってみたり、またはノートに書いてみることをお勧めします。そのようにして、その英語の型を自分で使えるようにしていきます。

日本語も日本語の型を使って話しているとお伝えしましたが、私たちはそのことを意識していません。もう十分に練習して使いこなしているので、無意識のうちに日本語の型を使えるようになっているからです。

車の運転に慣れれば、無意識のうちにアクセルを踏んで、信号が赤になれば無意識のうちにブレーキを踏みます。いちいちアクセルはここ、ブレーキは、右折の時は方向指示器を出して、などと考えません。

ピアノに慣れれば同じように無意識のうちに指が動きます。パソコンのキーボードを打つ時も、慣れればブラインドタッチで無意識に文字を打っていきます。

英語のスピーキングも同じです。英語の型を使いこなせるようになれば無意識のうちに英語が口から出てくるでしょう。その時は、いちいち英語を型を使っているという意識はありません。日本語を話すのと同じように無意識に型を使っているからです。

その段階に到達するまでには、まずは意識的に型を使わなくてはなりません。車を運転し始めた時や、ピアノを始めて弾くときと同じです。徐々に慣れていきやがて無意識に車を運転しピアノを弾くようになります。

参考書から取り上げた次の英語の型を見てみましょう。

  • I must remember to do it.
    忘れずにそれをしなければいけない。

この型を使って自分で英語を使ってみることをお勧めします。例えば次の通りです。

  • I must remember to call my girlfriend.
  • I must remember to get up early tomorrow.
  • I must remember to go to my office by 8 in the morning.
  • I must remember to make a reservation for the business trip.
  • I must remember to walk my dog after work.

英語スピーキングの型と同じくらい重要なかたまり表現

英語の型を自由自在に使いこなすためには、その型に入れ込む英語の表現も必要になります。その表現というのは、「ガールフレンドに電話する」「朝早く起きる」「事務所に行く」「予約をする」「犬の散歩をする」などです。

英単語だけを覚えても英語のスピーキングでは使えません。単語だけだと使い方がわからないからです。「reservation」=予約 と覚えても、その単語の使い方がわからないので、英語スピーキングで使えないのです。この場合「予約をする」という[make a reservation]で覚えます。

このように英単語単独ではなく、英語表現、言い換えると「かたまり表現」で覚えて使える英語にします。

かたまり表現とは次のような表現です。

「シャワー」ではなく、「シャワーを浴びる」take a shower.

「食べる」ではなく、「朝ご飯を食べる」eat breakfast

「くるま」ではなく、「くるまを運転する」drive a car

このようなかたまり表現も、英語の参考書・問題集や英語の映画・ドラマ、そして洋書からふんだんに集めることができます。

英語のスピーキングは型を使う【瞬時に話せる】 まとめ

英語のスピーキングは型を使うについて、次の通りまとめてあります。

  • 英語のスピーキングでは型を使うことが重要です。その理由は、(1)言葉を話すときは無意識に型を使っているから。(2)型を使うことで、英語を流ちょうに話すことができる、からです。
  • 日本語でも型を使って話している。英語でも同じことをしましょう。
  • 英語のスピーキングで型を使うメリットは次の通りです。
    ・文法を気にせず話せる
    ・英文を間違えずに話せる
    ・瞬時に英文を作ることができる
  • 英語のスピーキングで型を使わないデメリットは次の通りです。
    ・ゼロから英文を組み立てる
    ・英文を組み立てるために時間がかかる
    ・間違った英文を話す可能性が高い
  • 英語のスピーキングで型を使う方法は次の通りです。
    ・英語のスピーキングに役立つ型を増やす
    ・英語の参考書・問題集から例文を集める
    ・英語の映画・ドラマ・洋書から型を集める
    ・英語のスピーキングに役立つ型を使ってみる
  • 英語スピーキングの型と同じくらい重要なかたまり表現

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