主人公になるかどうかの違いで英語力が決まる!
日本にいると英語はやっぱり上達しないのか?
普通は上達しない。
人間にはまわりの環境に合わせるという素晴らしい能力があるので、まわりの人間が日本語をしゃべっていると、当然日本語に適応する。
同じ日本語でも、50年前の日本語と、今の日本語では違う。
その違いは、徐々に、それぞれの人がまわりの話し方を自然に
適応させて変わってきた。
場所も同じ。英語でも、イギリス英語とアメリカ英語では発音が違う。
元々は、イギリスにいた人たちがアメリカにわたり、住み着いたわけだから
同じ英語だったはずなのに、今では大きく発音が異なる。 たった200年なのに。
帰国子女がはやり海外で英語を会話レベルならば話せるようになるのは、
周りの環境に適用するからだ。
特に、小学校、中学校に放り込まれた子どもたちは、まわりに適用しなくちゃ
普通の会話ですら困るわけだから、早く適用してその言葉を習得していく。
これに引き換え、大人で海外転勤になっても、まわりの環境が日本と変わらない場合、
(日本企業の現地支社にいる人など)英語は思ったほど上達しない。
日本だと周りが日本語をしゃべっているのに、自分だけ英語をしゃべるというのは、
ありえない。
じゃあ、日本にいたら絶対に英語は上達しないかというと、上達する人もいる。
なので、上達することもできるわけ。
上達する人としない人の違いは?
一番あなたが気になることかもしれない、「英語をしゃべる」ことに関しては、
主体性があるか、それともいつも受身かにかかっている。
いままでの勉強の多くは受身、たとえばリスニングとかリーディングで
主体的に話すとか、書く、ということには、あまり時間を割いていない。
これは、当然、リスニングとかリーディングはとても重要なので、
その先のアウトプット系(話すことと書くこと)は、次の段階で、
ということになるから。
帰国子女と、日本にいて勉強することの大きな違いはここにある。
帰国子女の場合 今、自分が何かしなくちゃ、大変(みんなから白い目で見られる)
次に質問されたら、ちゃんと答えるようにしておかなきゃ大変(みんなに馬鹿だと思われる)
かなり、アウトプット系で恥をさらす機会がある。
なので、アウトプット系を好むと好まざるとにかかわらず一生懸命やる。