親戚や友人に海外に住んでいる子供はいませんか?
彼らはどうしてあんなに流暢に第2言語を操るのか?
その方法を応用した、「15秒リスニング」+「自分の話す英語」で
話す力を伸ばす秘訣をお伝えします。
話す力をつけるためのリスニング法
英語を習得するには、一生懸命勉強をしなければ、
というのは本当だろうか?
私の親戚の子供たちは、数人が海外で育っているので
英語も日本語も流暢に扱う。
同じような親類をお持ちの方もたくさんいらっしゃるだろう。
もちろん、大人になれば教養のある言葉を学ぶ必要はある。
それは、日本語でも同じこと。
しかし、私たちがまず望むのはその前段階の、流暢に言葉を操る能力だ。
そこができていれば、後はボキャブラリーを増やすなり 表現を
増やすなりすればいいわけだからだ。
子供たちが海外で第二言語を身につけていくのは、音からだ。
決して教科書で 勉強してというわけではない。
ところが私たちが語学を身につける第一歩は、教科書から。
ここに大きな違いがあるのではないだろうか?
音からのインプット、しかもそれが体験を伴っていると
非常にインパクトがある。脳の奥まで届くようなインパクト。
それば、アウトプットの時にも生きてくる。
本で書かれた文章だけでは そこまでのインパクトがない。
そのために、どうしても、「音」に比べて 効率が悪いのではないか。
ある程度英語の基本ができた段階で、英語を話すことを視野に入れた
リスニング方法がある。
リスニングといっても、目的は「流暢に話す」ことだ。
その方法とは、内容を覚えられるくらいの短い時間のリスニングを
行い、たとえば15秒くらい、その内容を自分の英語で説明し、
さらに自分の意見も付け加える方法。
もちろん、リスニング素材はナマのものがいい。
もし、手元に生素材がなければNHKのニュースやCNNでもいい。
テレビドラマのDVDなども使える。
まず、15秒くらい流し、内容を把握する。
内容を把握したら、それを自分の英語で言ってみる。
これが、なかなか難しい。
しかし、なれてくると、自分の英語と、いま聞いた英語を組み合わせる
ことができるようになってくる。
そうなると、「自分で話せる英語」+「リスニングで聞いた英語」が
「自分が使える英語」になってくる。
常に、使える英語が増えていく。
リスニングの能力を高めながら、話す力がドンドン伸びていく。
この間、日本語は一切入らない。
そのため、英語のまま聞き取り、英語のまま話すという習慣も身につく。
かえって短い時間のほうが集中してできるので、忙しいあなたにも
お勧めできる。
1日5分続ければ、相当な「話す力」が身につくこと間違いなし。