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ロンドンオリンピックとイギリス英語

オリンピック宴たけなわ。イギリスもやっと金メダル第一号。

 

BBC放送などイギリスの放送も盛り上がっているようだ。

あなたもテレビでイギリス人がインタビューを受けているのを見たかもしれないが、普段教材で聞いている発音とは少し違うな、と感じることでしょう。

先日はサッカーの貴公子 ベッカムがインタビューを受けていた。

聞くと彼は、ロンドンの郊外のエセックスの出身だとか。

私が一時ロンドンで短期間の仕事をしたときのことを思い出した。

米国でほとんど仕事をしていたので、ロンドンに来てみてびっくり。

英語が聞きづらいのだ。

イギリス英語というと、クイーンズイングリッシュを想像して、なんとも優雅でしかも非常に聴き取りやすい英語を想像する。

日ごろ接している英語にしてもそうだ。

ビートルズは非常に聴きやすいし、エルトンジョンもしかり。

映画ハリーポッターの英語もとてもわかりやすい(一部はアメリカ人がイギリス発音を真似てるのもあるが・・・)

われわれが接することのできるイギリス英語は非常にわかりやすいので、やっぱ、イギリス英語はわかりやすい、と思いがちだが、実際のところは、イギリスの英語は奥が深く複雑だ。

当時務めていた会社のロンドンの事務所の連中の話は、何とか聞き取れるようになったが、得意先の連中や、パブで飲みながらのはなしになると、いろんな地方出身の人が、いろんなナマリでしゃべってくるので、これまた聞きづらい。

いま交渉をしているロンドン出身の弁護士は、とてもわかりやすい英語を話すが、ウエールズ出身の女性の英語はやたらわかりにくい。

イギリスではいわゆる「正統派オックスブリッジ(オックスフォードとケンブリッジ)出身を証明します」みたいな英語がもてはやされて弁護士なんかは出身地に関わらず、その正統派発音で通そうとする人が多かったらしいが、最近は地元回帰というか、地元の発音が堂々と話されるほうが親しみが持ててよい、という風潮があるそうだ。

私にはブレア首相の英語が非常に聞きやすい正統派イギリス英語に聴こえるが、その弁護士いわく彼の英語も地元のナマリが入っていて、それがかえって人気につながっているという。

一言で英国式発音と片付けられない奥の深さがあるらしい。

 

私はアメリカのクセがついてしまったが、子供に英語を学ばせるならばできることならば英国式発音を学ばせたいとは、子をもつ親は願うだろう。

英国式発音が威力を発揮するのは、実は米国。

私の知人は日本人の国籍だが英国育ち。

彼と一緒に、アメリカ人とミーティングをすると、イギリス式発音というだけで、一目置かれる。

アメリカにはどうにも歴史がない、というコンプレックスがDNAに組み込まれているらしく、ヨーロッパに対する憧れというかうらやましがる気持ちがあるらしい。

 

日本人の舶来主義と似ているようなもんだろう。

だから私はその英国育ちの日本人といっしょにミーティングするのは、イヤなのだ。

私の影がうすくなりがちだからね。

同じ米国でも地域によって話し方が違うということは前にも書いたとおり。

映画俳優は見事にその役柄にあった発音をする。

だから映画を見る際も、そのような細部にまでこだわると、わかりやすい俳優とわかりにくい俳優がでてくる。

そんなときは、わかりやすい俳優の英語に集中して聞いてみる。

そうすると、大まかな筋は理解できるし、次第にわかる範囲がドンドン広がっていって、いろんな英語が吸収することができるようになる。

私もウエールズ地方出身音の英国人の英語にも、耳がやっと慣れてきて、最近は彼女と仕事をするのがとても楽しい。

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