一生で10文しか暗誦しなければ10文の価値しかないが、3650文暗誦したら、
それが1万文、10万文の価値になります。
この暗誦のときに、ぜひ気をつけていただきたいのが、
A) 音声も合わせて聞いて英語の音も合わせて習得する
B) 短文の日本語の意味から、即座に英語がでてくるようにする
特にB)は、今までの英語学習の逆。
普通は英語を読んで、それを解釈する方法が中心だった。
しかし、暗誦に関しては、日本語から、即 英語がでてくるようにする。
これで、英語中心の考え方も身についてくる。
さて、次。
3) ナマ英語の徹底リスニング
ここまでくると、ナマ英語のリスニングは、ヒジョーにラクになる。
なぜなら、英語暗誦のおかげで、英語があらかじめアタマに
インストールされているから、アトはそれに音をかぶせればいいだけだからだ。
ゆっくり英語は聞き取れるが、早い英語は聞き取れない。
暗誦によって 中学レベル英語が自由に操れるようになっていれば、
この解決も簡単だ。
東京に長らく住んでいたので、関西の早口言葉(東京出身者には早く聞こえる)が
よくわからない。
解決策は、関西の早口言葉をたくさん聞くことだ。
言葉(日本語)はすでにインストールされているから、あとは慣れだけ。
これと同じで、暗誦によって英語がアタマにインストールされているから、
早口英語に対応するには、それをある程度の分量聞けば、できる。
イギリス英語に対応するには、イギリス英語をある分量聞けばできるようになる。
これも、暗誦による英語インストールのおかげ。
さて、最後に 4) 自由表現練習
これは、すでに自分のモノになっている英語を、ペラペラっと出てきやすい
ようにする練習。
日本語も、信じられないが、話さないと話せなくなって来る。
英語の場合は、もっと話せなくなるから、できるだけ話す機会をつくる。
話す機会といっても、相手は必要ない。
一つの方法は、4コママンガ。
まず、最初に日本語の吹き出しをそのまま英語にする。
はっきりいって、暗誦をやってきたあなたにとって、これは非常に簡単。
信じられないかもしれないが、日本語から英語に通訳するのがものすごく
得意になっているはずだ。
ここでは、自由に話す能力を鍛える方法として、4コママンガを自分流に勝手に解釈して、自分で会話を創ってしまう。
たとえば、サザエさんのワカメが走っているイラストを見ながら、
“The girl running on the street is Wakame. She is the sister of Sazae.
She is about 10 years old.”
などなど、ドンドンたくさんの英語を
創っていく。
この方法で、英語はできるようになる。
今までの方法と大きく違うのは、今までの英語は、
「受け身」中心。
わあ、すごい、こんな表現あるんだ。
へえ、Nobody owns me. オレは自由のみだぜ って意味か。
今度使おう。
こんなの使う機会、ほとんどないです。
知ってて役立つフレーズだけど、まずは自分で使う英語を
短文暗誦で、何度も口ずさむ。
これがいろんなリスニング、スピーキング、ライティング、リーディング
に聞いてきます。
なぜなら、どんな英語も、文を一つの単位として成り立っていて、
そのつながりに過ぎないからです。
さて、話をハワイに戻すと・・・・
いやあ、ホント過ごしやすい、日本に帰りたくない。
受講生の方々の身になって、ナマ英語のリスニングの秘訣を話すと、
もう、相手が話し始めたとたんに、アトの英語が推測できてしまうのです。
これが、秘訣です。
なぜできるか? それは短文暗誦と、推測力。
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