夏にハワイに来るのは初めてだ。いやあ、暑いかと思ったら、
東京より過ごしやすい。湿気がないから汗かかないし・・・
仕事でなく、プライベートで来たのだが、どうも仕事の
ことが気になってしまう。
「どうやったら話せるようになりますか?」 ほとんどの方から
いただく質問。
話せるようになる、もしくは教養レベルよりも もっと手前の、
日常的に自分で言いたいことが自由に言えるレベルの英語を
身につけるには、次の4つのステップが効果的で結果もでる。
1) 中学レベル文法理解
2) 短文暗誦 (日本語から、即座に英語が出てくる)
3) ナマ英語の徹底リスニング
4) 自由表現練習
1) 中学レベルの文法、
「え、文法」と引いてしまう人もいるかも
しれないが、ここでいうのは、細かい規則でなくて、次のようなこと。
My wife is ( ) .
( ) には、 run, running のどちらが正しい? というレベル。
つまり、ホントに中学レベル。
これができているということは、
英語の構文がわかっているということ。
構文 そう、これが大事なんです。
Her fist name is Mary, but I don’t know her surname. この文章は
正しいけど、
Her Mary fist name is , but know I don’t surname her . これはめちゃくちゃ。
ということが、わかっている、しかもパッとわかるというのが大事。
これがわかっているということ、しかも瞬間的にわかることができて、初めて
口から英語がペラペラっという勢いで出てくる。
ですので、中学レベルの文法(構文理解)は必須。
さて、では次の2) 短文暗誦 は?
口から英語がぺらぺらっとでてくるには、最低でも、そのフレーズを
口から出した経験がないとできないと私は思っている。
たとえば、アタマの中で「うん、うん、そうわかってるわかってる」と
思っていることが、「スラスラ」っと口から出てくる人はまずいないでしょう。
これは、日本語でも、10分間のプレゼンテーションをする時は、
事前練習が欠かせないのと同じ。
口から出したこともないのに、いきなり
“I don’t want to go to school today.” と口からスラスラでてくることはない。
こんな簡単な短文さえ、暗誦の経験がないとできない。
必ずいただく質問が、「でも暗誦しても、そのままのフレーズを使うわけじゃない
から意味がないんじゃないか」というものだが、
暗誦を10文しかしないとそうなる。
しかし、暗誦は10文しかしないということでなく、毎日10文、一年3650文という
レベルで暗誦することになる。(このくらいはペラペラ話すには必要です。)
そうすると、短文がたくさんアタマに詰め込まれるうちに、短文同士が結合したり、アタマのなかで熟成したりしてくる。
なので、3650文暗誦したら、それがそのまま口から出てくるのでなく、
熟成されて、自分で自由に組み合わせができる形で、口から出てくるようになる。
3650文でなくて、もっと自由に無数の組み合わせができ、1万文、10万文の
自由な英語が、口から出せるようになります。
次回に続きます。