もう一回、中学の英語を引っ張り出してきて・・・。
中学の英語をもう一回やってみるのは、お勧めです。
あの先生に教えてもらってたときより、自分でやったほうが
よくわかるじゃない!!!
そんなことになるかもしれませんよ。
またまたビジネスで、英語どっぷり生活に近くなってきた私ですが、
ネイティブも、頭がまわらないのか、はたまた私のまわりがそうなのか、
カンタンな英語がほとんどですねえ。
映画なんかをみていると、たまにシェイクスピアからの引用とか
聖書の引用などなど、あるけれど、
まあ、実際のビジネスの会話や日常ではそういったのって、あんまりでてこない。
映画をみていると、映画ってやっぱり内容を面白くする必要があるから
表現も多彩になる。
だからといって一般の人がみんな表現力豊かかって言うとそうではないですね。
ブッシュ大統領を筆頭に、限られた語彙しか使わない。
映画を見るときも、自分で使うぞっていう気持ちをもって、
できるだけ簡単な表現を身につけようとすると、割とラクに
聞き取りもできてきます。
たとえば、ポールニューマンが主演した法廷映画「評決」。
彼が引き受けることになる裁判で、依頼に対して、
“It’s not a good case. It’s a very good case.”
「いい訴訟なんてもんじゃない、非常にいい訴訟といえますよ」という
ニュアンスを、このカンタンな英語で表現してしまっている。
こういったカンタンな表現は、自分で十分使いこなせることができてしまう。
David, it’s not a good idea. It’s a very good idea. といえば、
同僚のデイビットもにっこりするでしょう。
I gotta go. You go on my way?
など他にも短く使える表現がたくさんでてくるが、
これなどは、仕事で急いでいるときにそのまんま使えてしまう。
こういうフレーズを覚えるこつがある。
英語をたくさん話せるようになりたいが、まだまだ話せない、という段階の人は、
まず、一文5語以内、長くて10語以内の英語を覚えることだ。
これは自分の経験則と受講生たちの観察からだが、一文15語ほどになると極端に
記憶定着率が落ちる。記憶できても、短い文章の2倍の時間がかかる。
5語なら、今日、明日、一週間後、2週間後とドンドン間隔をあけて、繰り返していけば、
最終的に記憶に定着するのは ほぼ確実。
なので、最初は短いフレーズをたくさん、本当にたくさん(できれば1万、ムリなら
とりあえずの100フレーズ)をやってみると、驚くほど、ぺんらぺんらと舌が
ロリロリ回るようになる。
そしてさらに驚くことに、最初短文を覚えるのに時間がかかるけど、それが
ある時点から急速に、新しい短文もパパッと覚えられるようになる。
これ、記憶力がよくなるのかそれとも英語に慣れるからなのかわからないが
不思議に誰でも本当にそうなる。
この状況(レベル)になると、一文15語とかの長ーい文章も、苦労なく覚えることができるようになってくる。
さて、先ほどできれば
短いフレーズ1万文
、と書いたけど、これだけ頭に入っていると
リスニングにも困らなくなります。
なぜならば、聞き取れないところが、ほぼカバーできてしまうから。
日本人にとってのリスニングのコツは、頭に入っている英語と、
耳から聞こえてくる英語を、マッチングさせるのが最も簡単な方法。
なので、英語が頭に入っていない状態と、まず英文を読んでしまってから
その英語を聴くのとでは、聞こえ方が全然ちがう。これはあなたも経験している
ことでしょう。
でも、問題は、いつだって英文を先に読めるわけじゃあないこと。
自分で勉強するとき以外は、いきなり聴くことになる。
このときに、頼りにすべきが自分の頭。
自分の頭に英語が詰まっているから、どんな状況でもうろたえることはないし、
紙も鉛筆も辞書もいらない。
え、まだ納得できない?
You are still pretty green. (5語)
まだケツが青いな。
そうです、こういう短い英語をたくさん覚えてしまいましょう。