多分質問の方の意図は、どのように考えて英語で
話しているのか? ということだと思います。
何も考えていません。
ただ、話したい内容を、話しているだけなので、
日本語で話しているときと、意識は一緒です。
こういうと、身も蓋もないので、自分の思考経路をじっくり
考えたことがあります。
まず日本語を話すときは、あなたも私も同じだと思います。
[心に浮かんだ話したいイメージ] => 言語化する
この言語化するときに使う言語が[日本語]です。
次に英語で話すとき。これも前述したとおり、日本語と同じです。
[心に浮かんだ話したいイメージ] => 言語化する
この言語化するときに使う言語が[英語]です。
しかし、私の母語は日本語です。
なぜ、日本語が母語なのに、
[心に浮かんだ話したいイメージ] => 英語に言語化
ができたのでしょうか?
私は自分の英語習得の最初の段階では、
[心に浮かんだ話したいイメージ] =>日本語に言語化 =>英語に変換
していたのではないかと思います。
脳は、面倒なことを嫌います。
たとえば、車の運転で、いちいちエンジンをかけて、サイドブレーキを・・・
などと、面倒なことをしたくないので、それらを自動で記憶してしまいます。
そうすると、他のことを考えながらも、自然に車の運転はできてしまいます。
もちろん、慣れればですが。
この[慣れれば]が英語にも当てはまるのだと思います。
つまり、最初は、それこそ、英作文の要領で、
[心に浮かんだ話したいイメージ] =>日本語に言語化 してから、
それを、さらに英訳していたのだと思います。
しかし、これは脳にとっては面倒な作業ですし、実際にいちいち
日本語に言語化していると、実際の会話のスピードに追いつきません。
そこで、
[心に浮かんだ話したいイメージ] =>日本語=>英語 というステップの、
中間の[日本語]を抜かすようになったのだと思います。
いつからそこを すっ飛ばすようになったのかは定かでありません。
(というよりも、日本語を英訳していたのかさえ、実は憶えていません。)
いずれにしても、よく使うフレーズなどから順々に、
[心のイメージ]=そのまま英語で言語化 というように、
効率よく脳が立ち振る舞ったのではないかと思います。
これが、どんどん進むことで、日本語が払拭されて、
いきなり、英語で話す、つまり日本語はすっ飛ばしている状態
よく言われている英語脳、英語のまま考える、英語のまま話す という
状態ができるのではないかと思っています。
最初の段階では、いいたいことを、日本語で考えてそれを英訳していても、
英語のまま話そうという意識をもって英語を話したり、書いたりしていれば、
いずれ、[面倒くさい日本語]をすっ飛ばすようになると思います。
コツは、 [心に浮かんだ話したいイメージ] を思い浮かべながら、英語を口にすることです。
「ほら、もう怪我がよくなって、このとおりぴんぴんしてるよ」という
前向きな感情、怪我が直ったひざを見せるしぐさをイメージしながら、
I’ve completely recovered from my injury.
と口ずさむ。10回くらい繰り返すといいと思います。
そうすると、あいだに入っていた日本語がストンと抜け落ちる日がくると思います。