awaitとwaitの違いは?
awaitとwaitは、両方とも「待つ」という意味を持つ動詞です。(waitは名詞としても使われます。)awaitとwaitの違いは2つに要約できます。1つ目は、awaitはwaitよりもフォーマルな言葉であることです。2つ目はawaitは[await my test results]のように[await + 何か]として使われますが、waitは[wait for my test results]や[wait on him]のように、[wait + 前置詞 + 人(もの)]という形になります。awaitは アウェイト と読みます。awaitの語源は、a-(~の方向へ)、waiter(目を向ける)から転じて「そちらの方向へ目を向ける」、つまり「そちらを何かが起きるのを予想しながら待っている」です。awaitの覚え方として、「結果を待つ」(await the results)と覚えると覚えやすいでしょう。
本記事では、awaitを中心に意味、読み方のコツ、語源、についてていねいにわかりやすく説明しています。またawaitとwaitの違いについて英語辞書の意味を比べて単語の定義に違いがあるかを見ていきます。またawaitとwaitを使った例文を通して、awaitとwaitの意味や使い方をしっかりと学ぶことができます。本記事を読み終える頃には、awaitとwaitの違いがしっかりと記憶に定着するでしょう。
また、awaitとwaitの違いはもちろんのこと、それに付随する様々な単語や言い回しも紹介しています。
ぜひ楽しんで本記事をお読みください。
awaitとwaitの意味
ご紹介の通り、awaitとwaitは、両方とも「待つ」という意味を持つ動詞です。もう少し詳しく意味をみてみましょう。
awaitとwaitの意味をケンブリッジ英英辞典で比べてみると次のようになります。
await
wait for or be in the future of someone or something
誰かまたは何かの未来を待つ、またはその未来にいる
wait
allow time to go by, esp. without doing much, until something happens or can happen
特に、何かが起こるか、起こる可能性があるまで、多くのことをせずに時間を経過させる
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例文からawaitとwaitの使い方を比べてみましょう。
awaitを使った例文
例文1 We are awaiting her arrival.
彼女の到着を私たちは待っていた。
例文2 I did not know whatawaited me next.
次に何が起こるか私にはわからなかった。
例文3 Mr. Tanaka was anxiously awaiting his test results.
田中さんは不安そうに検査結果を待っていた。
例文4 People should also await further updates from Microsoft about if and when driver blocklists will automatically be updated through the Windows Update mechanism.
ドライバーのブロックリストがWindows Updateメカニズムによって自動的に更新されるかどうか、およびその時期については、Microsoftからのさらなる更新を待つ必要があります。
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waitを使った例文
例文1 I was waiting for the bus.
私はバスを待っていました。
例文2 I sent an email and waited.
メールを送って、待った。
例文3 I sent an email and waited for his reply.
メールを送って返事を待った。
例文4 The hotel manager was waiting on the old lady.
ホテルの責任者が老婦人の対応をしていた。
例文5 I can hardly wait for the fun to begin!
楽しいことが始まるのが待ちきれないよ!
例文6 He had waited without moving, standing stock-still on the bank, peering into the water, hoping for another glimpse, a ripple in the water’s surface even.
彼は動かずに待っていた、土手の上でじっと立っていて、水の中を覗き込み、もう一度水の表面に波紋ができることを期待していた。
例文7 The demand for choice was linked to the critique against the counties for rigid administration, unacceptably long waiting times for certain hospital treatments.
選択の要求は、特定の病院での治療のための受け入れがたいほど長い待ち時間、厳格な行政に対する郡への批判に関連していた。
waitの名詞としての使い方
waitは名詞として、使うことができます。名詞としてのwaitの意味は、「待つこと」「待ち時間」「待ち伏せ」です。
名詞としてのwaitを使った例文を見てみましょう。
例文1 The wait was worth it.
待った甲斐があった。
例文2 It’s been a long wait, but worth it.
長くかかったが、待った甲斐があった。
例文3 We had a two-hour wait at the bus terminal.
バスターミナルで2時間の待ち時間があった。
例文4 After a two-hour wait, I finally saw my daughter’s teacher.
2時間待った末に、やっと娘の教師と面談になった。
・ be willing to 意味は【~するのをいとわない】
awaitの読み方
awaitは アウェイト と読みます。
最初の「ア」は、日本語の「ア」の音で代用できます。日本語より若干小さめに口を開けて発音しましょう。
続く「ウ」は、単語の中で最も強く発音する箇所です。日本語の「ウ」よりも唇をすぼめて発音します。そしてすぐに「ェ」に続けますが、日本語の「上(うえ)」を唇をすぼめて早く発音すると、英語の音に近づきます。
最後の「ト」は、実際には「ト」ではありません。日本語のカタカナで表記するのが難しくあえて「ト」と書いていますが、実際には[t]の音です。日本語の「ト」はローマ字にすると[to]になるので、英語の[t]とは異なります。「テュッ」という音のほうが「ト」よりも英語の[t]に近くなります。「テュッ」と発音するときに、声を出さず息だけで「テュッ」と発声すると、英語の[t]の音に近づきます。
waitの発音は最初のaの箇所の発音をしない以外は、awaitと同じです。
awaitとwaitを発音記号であらわすと次の通りになります。
アメリカ英語 await /əˈweɪt/ wait/weɪt/
イギリス英語 await /əˈweɪt/ wait/weɪt/
awaitの語源
awaitは次の語源から成り立った単語と考えられます。
awaitの語源は、a-(~の方向へ)、waiter(目を向ける)から転じて「そちらの方向へ目を向ける」、つまり「そちらを何かが起きるのを予想しながら待っている」です。
中英語のawaiten、古北フランス語のawaitier (「待ち伏せて、見て、観察する」)が語源と考えられ、もともとは特に敵対的な感覚で使われたとされます。
1225-75年ころに最初に使われたと考えられています。
awaitに似た言葉 類義語
awaitに似た言葉として次のような言葉があります。
anticipate
attend
count on
stay
hope
sweat
be prepared for
be ready for
awaitとと反対の意味を持つ言葉 反意語
awaitと反対の意味を持つ言葉として次のような言葉があります。
doubt
awaitを使った著名人の言葉
Only true love can fuel the hard work that awaits you.
真の愛だけが、あなたを待ち受ける厳しい仕事の力となる。
Tom Freston アメリカのエンターテイメント業界の重鎮
Amazement awaits us at every corner.
驚くようなことがいろんなところで私たちを待っている。
James Broughton アメリカ詩人
I’m really excited to see what the future hold for me in terms of work. It’s going to be hard, but it’s going to be good hard work, and I’m really excited for the challenge that awaits me.
仕事の面で将来がどうなるのか、とても楽しみです。大変なことになるでしょうが、良い仕事になるでしょうし、私を待ち受ける挑戦にとても興奮しています。
Amybeth McNulty アイルランドの女優
awaitとwaitの違い まとめ
awaitとwaitは、両方とも「待つ」という意味を持つ動詞です。(waitは名詞としても使われます。)awaitとwaitの違いは2つに要約できます。1つ目は、awaitはwaitよりもフォーマルな言葉であることです。2つ目はawaitは[await my test results]のように[await + 何か]として使われますが、waitは[wait for my test results]や[wait on him]のように、[wait + 前置詞 + 人(もの)]という形になります。awaitは アウェイト と読みます。awaitの語源は、a-(~の方向へ)、waiter(目を向ける)から転じて「そちらの方向へ目を向ける」、つまり「そちらを何かが起きるのを予想しながら待っている」です。awaitの覚え方として、「結果を待つ」(await the results)と覚えると覚えやすいでしょう。
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