これらすべての作業を早くこなすこと、それが話すことです。
早くこなすには、つまり話すレベルでこれらの作業をこなすにはどうしたらよいか?
自動化です。
いちいち一語ずつ考えていたのでは話すスピードに追いつくことはできません。
自動化とは、考えずに、そのフレーズが口からでてくることです。
では、どうしたら自動化できるか?
暗誦です。
自動化のための最善の方法は暗誦することです。
ネイティブは、先ほど作った文を口頭で言うのに、2秒程度しか時間をかけません。
ネイティブが2秒で話す英語
I was told to finish this project by the end of this week but I can’t do that.
2秒の間に、「受動態を使って、そして過去だから was told で・・・」などと考えるヒマはありません。
私たちが日本語を話すときに、一つ一つの言葉に意識は向けず自動化しているのと同様
英語ネイティブも、英語を話すときは一語一語は自動化しています。
そのスピードで対処できるということは、すでに頭にそのフレーズがかたまりとして蓄積されているということです。
英語ネイティブでない私たちは、自動化できるくらいそのフレーズがスラスラ口から出てくるためには暗誦が最も有効です。
「~はわからないよ。」 = “I don’t know ~”
これが自動化できていると、
“I don’t know ~”までは、考えずに口からでてきます。
さらに、「~の方法がわからない」まで自動化でてきいると、
“I don’t know how to ~”まで自動的に話すことができます。
また、 同じフレーズを用いて「~についてはよくわからない」が自動化できていると、
“I don’t know much about ~”まで考えずに話せることになります。
I don’t know how I can finish this project. のうち、
I don’t know how までは、自動的ですから
意識は、その後に置けばいいのです。
さらに、I can ~ なども自動化されていれば・・・
と、ドンドン自動化されている箇所が増えていくことで
[意識して話さなくてはいけない単語が15語中2語だけ]という状態になります。
「クルマには詳しくないんだよね」は、意識は[クルマ]だけです。
“I don’t know much about ~”
は自動化できているからです。
そうすると、クルマ=cars とだけ意識して
“I don’t know much about cars.” といえてしまうことになります。
ネイティブや英語を話せる人が英語を話すときは、一つ一つを注意深く言葉を選んで話しているのではありません。
自動化して話しているのです。
しかし、いきなり暗誦だけしても、理解せず頭ごなしに覚えることになるので消化不良になります。
そのまえに、先に紹介した3つのステップできちっと理解して英語に直していく。
それができるようになると、暗誦もすんなりできます。
ちゃんと理解して暗誦しているからです。
日本語から英語へ通訳する=>自分で英語をクリエイトする=>暗誦する
これを繰り返していくことで、日本語を話すのと同じ感覚で英語も話せるようになります。
私たちが日本語を自由に操っているのは、意識せずに言葉が口から出てくるからです。
英語を話すときも日本語と同じ方法を使いましょう。
いままで紹介した方法、3つのステップ + 暗誦 を繰り返せば、
英語は意識せずとも、自動化でき 口から出てくるようになります。