中学英語では、仕事には使えない、と思っている方が
非常に多いようですが、実際には、中学レベルの
英語を自由自在に操れないことが、一番の原因です。
「英語を操る」というのと、「英語を見てわかる」とういのでは、
大きな違いがあります。
たとえば、
Mr. Yamada makes a speech in English well.
を読めば、
たいていの人は理解できるでしょう。
(山田さんは今度英語でうまくスピーチをやりますよ)と
理解した人は例外ですが・・・
しかし、同じように、
私は日本語で手紙を書きますが、
「山田さんは、手紙をいつも英語で書くんです」という
ことを英語で伝えたい時、それが英語にできるかどうか
が、自由自在に英語が操れるかどうか、ということになります。
読んでわかるというのと、自ら英語を作ることの大きな違い
つまり、読んで理解する、というのと、自分から英語を組み立てる
ことができる、というのは大きな違いがあり、
自分から英語を組み立てることができないと、英語は操れない
ということになるのです。
中学レベルの英語ですが、
私たちは学校で、読んで理解する、
ということを中心に学習してきたため、どうしても、
「自分から英語を発信する」という能動的な学習をしてきて
いません。
ですから、「わあ、この絵きれい。誰が描いたの?」
という簡単なことも、なかなか英語で言えない。
それができないと、たとえば、仕事で使うような
「いやあ、大事なプレゼンの準備があって、
もう大仕事ですよ。」
というような英語も、
簡単な英語を操れれば、
I have a lot of tough work.
I have to prepare for the important presentation.
という英語を組み立てることもできるし、
一つの文にまとめることもできます。
I have a lot of tough work to prepare for the important presentation.
こういった、「自分から発信する英語」、
つまり
英語を自由自在に操れる力がつけば、英語は
9割完成したといってもいいでしょう。
実際に仕事で英語を使ったり、ネットで英語ネイティブと
チャットしたりすればすぐわかることですが、
基本英語を自由自在に操れれば、英語はほぼ完成、
と思っていいでしょう。
そういった力をつけた上でないと、難しい英語本を読んだり、
小難しい文法をやったりしても、効率は悪いと思います。
自由自在に操れる、ということに慣れてくると、英語を
実際に使えるようになってきます。
自分との会話(独り言)に、英語を使う。ちょっとしたノートの走り書きを、英語で書く。
そうすると、英語に接している時間が飛躍的に長くなります。
電車の中でちょっと英語で考え事をするだけで、30分なんて
あっという間に立ってしまいますから。
そうすると、「1日30分くらいは勉強しないといけないでしょうか?」
なんて質問をするのがバカらしくなってきます。
机に向かわなくたって、1日何時間も頭の中は英語に浸っている
状態になりますから。
こうなると、英語を使うのが、とても楽になり、同時に英語力も
メキメキつく様になります。