赤ん坊よりも早く英語を習得する方法

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仕事でEメールを毎日書かなくてはいけない、
仕事で電話会議をしなくては・・・

どうしても仕事で英語を使う必要がある人は、
どうしても、仕事のレベルの英語から入らなくてはならない。
つまり、ある意味で難しい英語だ。

難しいというと適切ではないかもしれないが、
「思考能力を必要とする」英語だ。

しかし、実際に英語の上達が早いのは、

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難しい英語2割:簡単な英語8割程度で学習を進めることだ。

 

難しい英語、例えばあなたにとって一読ではなかなか
意味が取れないけれど、辞書を引きながらなら何とか読める
レベルの英語は、あなたの英語のレベルを引き上げてくれる。

そして、やさしめの英語、例えば中学1年の教科書なら
スラスラ読める、というのならばそのレベルの英語は、
たくさんの英語に触れる機会を与えてくれる。
これは、英語の語感を養う上でとても重要。

今回はやさしい英語に焦点を当ててみる。

あなたは大人の教養ある日本人で、
あなたが知っている日本語、使えるレベルの日本語は、
たとえば小学1年生と比べれば、格段に多い。

あなたが今もっているレベルの日本語を身につけるには、
何十年という歳月を要している。
決して小学1年の時は、今ほどに日本語の知識も表現能力も
なかったはずだ。

今の日本語と同じレベルの英語を身につけるには、それなりの
ステップを踏んだほうがいい、というのは普通に考えれば
わかることだ。

この、あなたと同じレベルの日本語を あなたの英語に
求めるのではなく、今、あなたが知っているレベル、
使えるレベルの英語を少しずつレベルアップしていったほうが、
最終的には、早くゴールにたどり着く。

しかも、ネイティブの赤ん坊よりも速いスピードで
身につけることができる。

これは、言語学者カミンズが提唱している、言語には共通の
基盤があって、その基盤はどの言語でも変わらないというものが
あるからではないかと思う。

たとえば、小学1年生までの知識と流暢な話し方などは、
赤ん坊の時から6年間、どっぷりその言語に浸かって習得している。

しかし、すでに日本語で30歳のレベルの言語能力がある人は、
ネイティブの6歳に相当する英語力を身につけるのに、ネイティブ
6歳が費やした時間よりも、はるかに少ない時間で習得が
可能だ。

日本で8歳まで過ごした子供が、アメリカに行き、10歳の時に、
すでに日本語よりも英語が得意になっているケースなどは、
まさにこれだ。
日本語の能力が、英語に転移し、たった2年でアメリカ人の
同年齢の子供と同レベルの英語力を習得していることになる。

子供なら、1年かかるレベルを大人は今までの母語の経験と
それから知識(考える力)で、1ヶ月でこなすことも可能だろう。

そうすると、下からの積み上げ問いっても、それほど時間はかからない。

 

挫折しやすいケースは、
|あなたの日本語のレベル| を
|英語のレベル| に いきなり
求めてしまうことだ。

成功しやすい方法は、現在の英語レベルから
少しずつステップアップしていく方法。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
|あなたの日本語のレベル|

|今よりホンの少し上|
|今よりホンの少し上|
|今よりホンの少し上|
=>このレベルから始める   |今よりホンの少し上|
(ネイティブの小学1年生) = |あなたの現在の英語のレベル|

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

この方法は、すでに母語である日本語で誰もが経験済みのことで、外国語習得にも有効だ。

 

小学校3年生頃のことを思い出して欲しい。
あなたには、「言いたいけど日本語能力が不足していて
いえなかったこと」があっただろうか?

多分ないだろう。
それは、小学3年生の思考レベルが、歳相応だったからだ。
小学校3年生が[核持ち込み密約]について議論はしない。

英語も、年齢制限を設けて、小学3年生が トヨタのリコール
問題を 論理だって説明しないのと同じように、英語レベル相応の
内容を、そのレベルの単語を使って話したり、聞いたりするように
すれば、上達が早い。

難しい表現を使おうとすると、
「あれ、英語で [核を持ち込む際に必要な事前協議]って何て
いうんだろう」と、いつも、どこかで立ち止まることになる。

自分が知っているよりも少し上のレベルというのは必要だ。
そうしなければ、いつまでも上達はしないからだ。

しかし、自分の英語レベルと、はるかにかけ離れた内容を英語で
するとなると、あまりにもレベルに差がありすぎて、習得に
結びつかない。

おすすめは、日常会話だ。
これは、やさしい。
日常会話でまず弾みをつけて、それから少しずつ内容レベルを
あげていけば、最終的にCNNや新聞のレベルでもこなせるようになる。

やさしいレベルから取り組むことで、最終的には早く目的のレベルに到達できる。

 

このように、英語のレベルを限定してしまうことで、
限定した英語は、本当に自分の血となり肉となる。
単語帳に載っている、うろ覚えの単語とは違う。

本当に自分で使いまわすことのできる英語だけを駆使して、
そしてそのレベルを徐々に上げていくことで、
英語をモノにするという目標も、達成することができる。

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