瞬間で英語を話すには

この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

先日 簡単な英語をスラスラ書けば、話せるようになる、
という内容を書きましたが、
なんと、たくさんのご質問をいただきました。

英語を[[[[使う]]]]ということを強調したので、そのせいかな?

それで、すべての方にご返事できなかったので、
皆さんからいただいた
ご質問で、多かったことについて返事代わりに書くことにしました。

「英語を書けない」のはどうしたらいいか?
「英語で書こうとしても日本語が頭に浮かぶ、どうしたらいい?」

スポンサーリンク

この2つの解決方法は、同じなので、一緒に書きます。

英語を仕入れましょう。
英語が書けない(話せない)=英語不足が一番の原因でしょう。

[暗誦]をおすすめします。

[暗誦]は、くだらない、と思う人も多いですが、
私はいまでも[良い文章]は暗誦しています。

英語力のある人は、日本語からまず自分で英訳してみる
=>それから正解の英文を暗誦する
ことを、おすすめします。

たとえば、
「昨晩は疲れ気味だったから、いつもより早めに寝たよ。」
と言いたい時(または英訳するとき)
必ずまず、自分で英訳してみます。
口頭でも、紙に書いても、心の中でつぶやいても、
どれでもいいけど、まず自分で英訳する。

自分英訳例) I was tired last night. I went to bed soon.

そして、自分で、英訳しきれないなあ、ここがわからないなあ
という点を明確にしておきます。
自分でできない部分が明確になる、それに気づくと上達は
早くなるからです。

気づき例) 「気味」のニュアンスが出せない。
「いつもより早め」が英訳できない。

その上で、ネイティブ英語を見ます。

ネイティブの例)
I was feeling tired last night, so I went to bed earlier than usual.

このステップを通してはじめて、「おお、feel tired」とすれば「気味」と
いう感じが表現できるのか、とか、
earlier than usual とは思いつかなかった、でも言われてみればそうだな」
と自分の英語との[差]が明確になります。

これが、かなり英語力向上につながります。なぜなら、

1 とりあえず自力で作文しているから、クリエイト力がつく
2 自分で作文したあとに、正解をみるから、正解がより強く印象に残る。
3 身につけると得な箇所が、ピンポイントでわかる(この場合「気味」など。)

そして、ネイティブの例文を10回暗誦します。

暗誦したら、あとは、忘れてもかまいません。

暗誦なんて、と思う人はぜひ試すと効果ありますよ。
私はこの方法だけで、話せるようになったといってもいいくらいです。

そして、これを続けていくと、「思考」を超えて、瞬間的に英語になります。
いわゆる「英語発想」です。

アメリカで仕事をしていた頃のこと。
周りはアメリカ人だけ。しかも会社のお偉方だけ。

そんな変な職業を選んで、ある会社の社員として経営戦略の
会議をする毎日。

ある日、自分は英語でも日本語でも考えていない。
言葉を使っては考えていないことに気づきました。
では、どうやって発言するかというと、発言する瞬間に言葉が
ついてくる感じです。
(実際には、日本語でもそうですよね。あらかじめ日本語を
用意してから発言するのではないでしょう。)

では、どうして思考が、口からでた瞬間に英語として形付けられるか
というと、暗誦の力でした。

“This project may not go the way we want it to be
if we continue to ・・・”

と 話した会議のあとでそれに気づきました。

自宅のあるサンフランシスコへの帰路の途中、
飛行機の中でさきほどの会議に思いをめぐらしていた時、
上の私の発言は、暗誦した文
“Life does not go the way you want it to be.”
(人生なんて思い通りにはならないさ。)を応用した文にすぎなかったことに
気づいたのです。(多分、表現辞典か何かを暗誦した文)。

だいぶ昔の話ですが、自分が話している英語は、何のことはない、
それまで暗誦した英文を頭が勝手に瞬間的につなぎ合わせたり、
時制を変えたりして、使いまわしているに過ぎない、と発見した瞬間でした。

暗誦恐るべし、です。

そして人間の脳ミソ恐るべし、です。頼んでないのに、
勝手にそんなことしてくれていたんですから。

ですので、受講者の方にも、それとわからないよう暗誦のスタイルを
講座には組み込んでいます。
地味ですが、効果がはっきりしているからです。

機械的な「暗記」と考えず、紹介したステップを踏んで「暗誦」してみてください。
きっと、英語がスラスラ書け、日本語を介さず[思考=>英語]発想で、
話せるようになると思います。

タイトルとURLをコピーしました