「話す」ことがほとんどの英語習得の目的だとしたら、
それは、思ったよりたやすく習得できる技術かもしれません。
今回は、話せるあなたを念頭において、読んでみてください。
ほとんどの人が経験している英語習得の順序で、
あんまり力をいれなかったのが、話すことと書くことだろう。
けれど、特に話すことに関しては、難しい言葉をほとんど
使わないのが一般会話なので、練習すればかなり話せるようになる。
話すという技術は、パターンなので、それさえ自由に口から出てくるようにすればいい。
パターンで覚えるというのは、話す段階で 英語の形式に意識を向けずに
会話を続けることができることになる。
I have to の次は動詞だったな、という意識なく、
I have to leave here around noon. といいたいところまで一気に言い切ることができる。
つまり、「言葉につまる」「次に何を言うか困る」ということなく、
パターン化した英語は、よどみなく スラスラスラと口から出てくる。
英語が全くダメというホントの初級者の場合は、次の順序で
英語にアプローチすると、かなり早い段階で話せるようになります。
ステップ1) カンタンな英語をパターン化して頭に残るようにする。
I am a businessman.
I am a sumo wrestler.
I am Makoto Kato.
I am a tennis player.
この I am ~. の表現をたくさん仕入れる。
(中上級者は、すでに英語の蓄積があるから、次のステップ2からでもOK)
ステップ2) 日本語をみたら、コンマ2秒で英語がでてくるようにする。
コツはステップ1 で仕入れたパターンにあてはめるようにすること。
英語は難しくなっても、ほとんどがこの延長でこなしていける。
早い段階でこのパターン化を覚えてしまうと、上達するにしたがって
人が話しているそばから 英語に通訳ができるくらいにはなれます。
私はビジネスマンです。 =>コンマ2秒で英語に
私は相撲の力士です。 =>コンマ2秒で英語に
私は加藤誠といいます。 =>コンマ2秒で英語に
私はテニスプレーヤーです。 =>コンマ2秒で英語に
日本語を一つ一つの言葉に注目して英語に訳すというよりも、
パッと概念「ビジネスマン」と掴んで 英語が口からパッとでてくる、
という感覚がのちのち英語のまま英語を扱う上で役に立ちます。
ステップ3) 自分の状況に即して、パターンを使った英語を製造する
このステップ3が重要。
自分で英語を製造する、というのはほとんどの人がやっていない。
自分で英語を作ると間違えるから、と敬遠する人もいるが、
それではいつまでも英語は話せない。
英語を話すときは、誰も助けてくれず、自分で英語を製造し続けなくてはいけない。
その練習は、このステップ3でやる。
お仕着せの英語を覚えるだけだと、受身になり、身が入らないが、
自分が主体で、自分の仕事や生活を考えると、このパターンはどう使えるか
と考えて、英語を製造する。
これは、非常に役立つ。すぐに実際に使う機会がやってくるからだ。