ゼッタイに必要な英語力とは何でしょうか?
ちょっと極端な例ですが、あなたが米国の大学に教授として
招かれたと想像してみてください。
まず、あなたに課せられた仕事をピックアップしてみましょう。
*授業をおこなう
*他の教授と専門内容について意見を戦わせる
*多くの文献をよみ自分の知識を増殖させる
*さまざまなインプットから自分の考えをまとめる
*自分のまとめた考えを、授業、論文、講演などの手段で表現する
どうですか?
あなたに課せられた仕事をこなすには、ネイティブのような発音を身に
付けることよりも、次のことが重要だとはおもいませんか?
*授業で生徒に自分の意見を話す力、生徒の意見を聞き取る力
*文献を読む力
*文献やいろいろなインプットから自分の意見をまとめ、昇華させる力
*自分の意見を表現する力
では、これらの力を身につけるステップをどうしたらいいでしょう。
もし、あなたが現在のレベルで上記をこなすのに十分な英語力を身に
付けていないと考えましょう。
まず、
*英語を聞き取り理解する力
が必要です。
自分で理解していないことを表現することはできません。
ですから理解がまず先にきます。
理解する前提としては、あなたへそれがインプットされてくるステップが
あります。つまり情報があなたに入ってくるというステップです。
これは、
*耳から入ってくる
*目から入ってくる
の2通りしかありません。
通常、言葉の上達の過程を考えると、耳から入ってくる情報がより初歩になります。
では耳から入ってくるようにするにはどうしたらよいか。
まず音が聞き取れること。
聞き取れないことを理解することはできません
。耳に何らかの音が残ること
によって、次の理解へとつながっていくのです。
日本語で考えるとほぼ同時に処理されているこのステップも、まず、五感の
一つである聴覚に音が伝わって、それが言葉の意味として脳が理解して、
意味を取っています。
これと同じステップを英語で処理する必要があります。
つまり、耳から入ってきて、理解するためには、
第1段階 音として捉えることができる
第2段階 音で捉えた言葉を意味あるものとして理解する
の2段階の処理が必要なのです。
音を聞き取るときに、英語の独特の音を日本人は聞き取れないことが
最初のつまづき
発音を真似るところでも説明しましたが、私たち日本人は日本語にない
w のような音を発音するときに、便利的に日本語にある「は行」の音に
置き換えて、発音しています。これはいたって便利だからです。