アメリカ人も英単語集でお勉強?

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語彙を増やす上で、読書は欠かせずそれが大いに語彙力の増強になることを何度か取り上げたが、「じゃあ、アメリカで売っている単語集はどうなんだ?」という質問もいただいた。
語彙を増やすための記事は次を参考にしてください。

英語の語彙力をあげるには
あなたも気になる、どうやって英語の語彙を増やすか

確かに、英語ネイティブ向けに英単語集がたくさん出ている。amazon.co.jpを見てみれば、それはかなりの本がすぐに見つかる。

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アメリカ人の英単語の増やし方

なるほどね。で、これを早速アメリカ人に聞いてみた。

現在私の仕事の一部を手伝ってくれているクリスティーナ。

UCLAの博士課程で美術を専攻し、まもなく無事 博士号取得の予定。

ちなみに博士過程は終了までに7,8年かかるそうで、よくがんばりました。研究論文の過程で日本の美術を取り上げているため、来日して東京大学に籍を置いている。

私「ねえクリスティーナ、アメリカ人はどうやってボキャブラリを増やしてんの?」

クリスティーナ「多分日本人と同じだと思うけど・・・ 一番効果的なのは本をたくさん読むことじゃない。」

私「ぼくも読書は、最終的には最も効果的だと思うけど、英語ネイティブ向けに単語力を増強するような本がたくさんあるけど、これはみんな使うの?」

クリスティーナ「ああ、その手の本は、大学とか大学院受験用の本。一般の人は、そんなんで言葉は覚えないでしょ。」

私「なるほど、でも大学レベルの文献を読んだりするには、こういった単語増強のための本で覚える必要があるの?」

クリスティーナ「多分、読書をしてこなかった人は、付け焼刃でそういった本に頼らなくちゃいけなくなるんじゃないの? 私は使ったことないし、そんなの効果あるとは思えない。そんな時間があったら、たくさん本読んで、言葉を覚えていくほうがよっぽどいいと思う。」

私「まあ、読書だけじゃあ、なかなか追いつかないから こういった単語集に頼るこ
とになるんだろうな。これって英語ネイティブ以外にも当てはまるね。」

クリスティーナ「私、アメリカに住んでいたティーンエイジャー数人のグループに英語を教えてるの。日本人だけどアメリカにいたので英語はできる。私が言ってることは全部わかるし、私も彼女たちの話の内容は全部はっきりわかる。だから会話レベルはOK。なんの支障もないわ。
でも、もっと上の段となると話は別。彼女たちの親の不安もそこにあるみたいで、要は小学生で帰ってきたら小学生レベルの英語力しかないってこと。いくら表面上の会話ができても、教養ある大人の会話はできない。
なので、年齢にあわせて英語力も挙げていく必要があるのね。
そのためには、単語だけいくら押し込んでも、全然意味がない。骨の周りの筋肉とかも一緒に増強していかなくちゃ、本当にバランスのいい英語力にはならない。
だから私は彼女たちには英語での読書を宿題にしている。英語をたくさん読ませて、自分でそれについての感想を書かせたり、みんなで話し合ったり。 こうすることで、教養のある英語力がついてくる。」
私「んー、読書ね。やはりかなりインプットしていかなくちゃ、ホントの語彙、いや語彙だけじゃなくて教養ある英語を身につけるのは難しいということだね。」

クリスティーナ「英語だけじゃなくて、これはどの言葉でもきっと同じでしょ。」

母語の能力が高いと外国語も習得しやすくなる

ちなみに、クリスティーナは、日本語の古文のような文書も解読してしまう。

美術に関する文献を読んで、その内容を書かなくちゃいけないからといっているが、普通の日本人でも読めないような古文を解読していくんだから恐れ入りました。
語彙の習得に関しては、母語と外国語では様子が異なると言う意見が第2言語習得の研究でいくつか報告sれて入る。
そのため、上記の話も、英語が外国語である私たちは鵜呑みにはできない。

しかし、読書が重要という点は変わらないだろう。

読書を重ねれば、それだけ多く英文に触れることができるのだから。

暗記せずに英語の語彙を増やすの記事も参考にしよう。

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