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TOEIC900点以上レベルの人も英語に悩んでいる、とう事実

単語の語彙を増やし、文法を覚え、いわゆる正攻法の学校英語で英語力をグングンつけた人たちも多数いるでしょう。

彼らはまじめにコツコツと勉強を重ね、TOEICでも高得点をマークしている人たちです

。私はこういった努力を一切否定するものではないですし、ぜひとも英語に傾ける情熱を持ちつづけていただきたいと心から願っています。

しかし、弊社に寄せられる質問のうち、周りから見ると「英語上級者」の方々からの質問が非常に増えてきています。

彼らの多くの悩みは、「壁にぶち当たった」「これ以上どうしたらよいかわからない」というものです。

もう少し噛み砕いて話すと、彼らは一様にある目的に向かって英語を勉強してきました。そしてその目的が達成すれば「英語はペラペラ、ネイティブと同じようになる」と信じて疑わず一生懸命学習を続けてきたのです。

ところが、いざいろいろな英語テストで高得点をマークできるレベルになったら、今度はそのギャップに苦しんでしまうのです。そのギャップとは、

英語試験で高得点 = 英語がネイティブ並  ではないという恐るべき事実です。

私自身が同じような経験をしているので、こういった方々の苦痛は痛いほどわかります。

「一生懸命勉強してきたのに、何で映画のフレーズひとつ聞き取ることができないんだ。」

「たまたまカフェで隣に座ったネイティブたちの談笑に耳を傾けてみたけど、全く聞き取れない」

「会社では英語達人といわれるけど、実際には会議でも半分くらいしか理解できていない」

弊社に寄せられるこういったコメントは、世の中がその人の英語力をとりあえず英語試験だけで判断する傾向が強まるにつれ、ますます広まっていくのではないかと思います。

 
なぜならば、私自身がそうだったように、こういった試験にはスコアを上げるためのテクニックがあって、それをうまく自分のものにしてしまえば、英語力以上にスコアを伸ばしてしまうことだって可能だからです。

テクニックとは、平たく言えば、ずる賢い知恵です。

たとえば、リーディングの試験があったとする。その試験では、60分で大きな文章題が3問出題されることが過去の問題からわかっているとします。
自分の力では、大きな文章題3題のうち、2題をじっくり時間をかければほぼ満点得点できるとします。

ところが、そこで時間切れになってしまう。3題目には全く手がつけられない。

しかし、文章題3題を大雑把に全部目を通して解こうとすると精度が極端に下がり、総合点が2題をじっくり時間をかけたときよりも悪くなる。

こういった状況ならば、次のように問題を解いてしまうのです。

この試験の場合、間違った場合の減点法はないから(たとえば間違ったら得点できないだけでなく3点減点されるなど)文章題2題をじっくり時間をかけて解く。そして、最後の1分で3題目の文章題の答えをテキトーにマークして、当たることを祈る。(過去の例からAの答えが多い場合は、もちろん全部Aにマークしてしまう。)

 

もちろん、こういった姑息な手口以外にも その試験に頻出する単語を覚えて「その試験向けの」英語力をつけるとか、いろいろな方法があると思います。

一生懸命、よく出る単語を覚えるというのは、表向き正攻法に見えますが、実はそれも試験で高得点を獲得しようとする単なるワザではないでしょうか?

なぜなら最終的に、英語力を身につけた、といってもいざ映画を観ても聞き取れないし、ちょっとした出張で海外にいっても税関でいきなり想定外の質問をされると全くわからなくなってしまう。

 
「どこに泊まるの?」「滞在日数は?」などは想定しているから応えられるにしても、「商用なの? かばんの中に商品サンプルは何が入っていますか?」「そこに泊まるんなら、Foover’s Crab House は最高だよ。日本ではどんなカニ料理があるの?」など、予想外の質問がくると、「まずい、なんていってんだ? どうしよう」となってしまうのです。

(特に米国では税関の事務員もつまらないから声かけただけなのに、オロオロする日本人ビジネスマンをよくみかけます。)

一概にこういった学習が悪いとは言えません

。学習する私たちは、こうしなさい、と言われた方法しか知らないから、それに従わざるを得ない。

中学のとき、初めて英語に触れたときのことを思い出してください。英語をしゃべれるようになりたい、という希望に満ちて勉強をしませんでしたか? ところが授業を受けていくにつれ、どうも様子がおかしい。

まず、英語の先生の「英語」がLLテープのネイティブの「英語」とはまるっきり違う。

でも、英語の先生は自分にそって自分と同じ発音をすることを生徒に「強要」する。

教科書も常に、日本語ではどのよな意味か、と英文を日本語訳することに終始する。生徒が一人一人当てられて一文ずつ訳していく。だんだんつまらなくなって、アンチョコで日本語訳をみるようになる。

文法で3人称のsを習う。過去形を習う。不定詞をならう・・・

だんだん憧れにしていた英語とはかけ離れていく。映画が字幕なしで観れるようになりたい、英字新聞をかばんから颯爽とだして カフェでくつろぎながら目を通したい。。。でも目前には期末試験があるし、高校受験、そして大学受験だってある。このままやりつづけていい点数をとっていかなくちゃいけない。そういう英語システムなんだから仕方がない。

そして会社に入っても同じ。英語の試験で高スコアを取らなくちゃ昇進できない。書店で試験対策本を買って、単語を一生懸命覚える。

しかし英語を公用語にする会社まで出てきて、本当に使える英語が必要になってきた。

英語スコアも高く、しかも英語を使いこなせる。
本来の姿に近づいているのかもしれません。

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