日本語字幕を見ないで「レッド・ドラゴン」をみると、英語力も恐怖も倍増!!
先日久しぶりに映画館で映画を見に言った。
帝国ホテルの前にある映画館にいったのだが(ここは広くて音響効果がよく、きれい
なので行くときはいつも楽しみだ!)、今回のレッド・ドラゴン、これは絶対オスス
ススススメ。
「羊たちの沈黙」は多くの読者がごらんになったと思うが、これは非常に秀作だっ
た。
私は夜トイレにいけなくなった!!。
その続編の「ハンニバル」は話題がかなり先行したが、中身はちょっと・・・
前作の勢いで売りまくってやれ、というような意図からか、内容としては対して面白
くなかった。
ロサンジェルスにいる私の英語教材の開発を手伝ってくれた女性が、家族で見に行っ
たそうだが、やはり幻滅。多くのアメリカ人も同じようなことを言っていたと教えて
くれた。
ところが、今回の3作目「レッド・ドラゴン」は、一作目に勝るとも劣らない素晴ら しい怖さ!!
ストーリーがスリリングに進んでいくし、何にもましてレクター博士が、控えめだか
ら、それがまた不気味に怖い!
連続家族殺人を繰り返す犯人を割り出して捕まえるというのが、映画のストーリーな
のだが、その途中で、獄中にいるレクター博士に、犯人像の割り出しを頼む。
殺人者にお願いすると言う奇妙な構図だが、そのなかでレクターが次のようなことを 言う。
「ヒントはもう、与えてある。」
「君は十分に見ていないんだよ。」
“You have looked at them, but you didn’t see them.”
日本語字幕を見ないで映画をみていると、このフレーズだけでも、英語の語感を養え
てしまう。
学校英語だと、look と see の違いを語感として身につけることは難しいだろう。
でも、このばあいは、look は顔や眼をその方向に向けるという表面的に見る、とい
う意味で使っているが、see は理解するとかよく観察する、というもっと中身を理解
するという意味で使っている。
こういった語感というのは、英語をそのまま聞き取っていくにしたがってドンドン身
についてくる。
いつまでも、日本語に訳していたら、一生身につかないだろう。
映画はストーリーが追いやすい。思いきって一遍字幕なしで見てみると、結構ストー リーくらいは理解できてしまう。
そうすると、こういった自分の知っているフレーズが、ドンドン英語のまま体に入っ
てくるのがわかる。
アタマで理解するよりも体で英語をドンドン吸収していくから、蓄積されると自分の 物になっていく。
レッドドラゴン、字幕を読まずにみても、きっと怖いですよ!!