英語習得は、英語音から!

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ウェンディーズをみて、子供が叫んだ。

「あ、誕生日っていつ?」

「ウェンニィーズヨバースディ」

カタカナにするとこうなるが、これが子供が覚えた
「ねえ、誕生日っていつ?」という英語。

わかりますか?

そう、 When is your birthday? です。

英語の音から英語学習を始めると、決して、

フエン イズ ユア バースデイ にはならない。

一文が流れるようにきこえるから、先ほどの子供のように、
音が途切れることなく 「ウェンニィーズヨバースディ」と聞こえる。

子供が発音するのも、この通りに発音するから、ネイティブと
同じような発音になる。

子供は、これが 4つの単語から成り立っていることすら知らない。
一つの言葉として、捉えている。

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実は、あなたも、同じように英語を聞いているモノがある。

シャラップ!!

これ、もう日本で馴染みがあって、そのままでオバさんにも
通じるけど、日本式英語で発音すると、「シャット アップ (shut up)」ですね。

え、shut up っていう2つの単語だったんだ、と驚いてくれる人もいます。

先入観をもつと、シャット アップ になるけど、
聞こえたとおりに真似た人は、「シャラップ」と聞こえた。
なので、このシャラップという音で、そのまま周りの日本人に伝えたんですね。

でも、ホントに聞くことをまず初めにすることが効果的なのか。
私たち学校英語を学んだものとしては・・・

はい、効果的です。いまや学校英語もこれを支持する
動きがあります。

私立名門校が続々と採用する検定外教科書「PROGRESS21」

通常の学校教科書の数倍のボリュームだが、
その教科書の能書きにあるのが、

「この教科書は人が言語を身に付けるのと同じ順序で
英語が学べるように作られています。
つまり、

聞く -> 話す -> 読む -> 書く の順序です。」

とある。

まず、聞く。それから話す(「真似る」がより正しいかもしれない。)

この2つがなおざりにされてきたので、今までの学校英語は
ダメだ、という風潮が強まったのでは。

この教科書、ホントにボリューム満点だけど、いい先生について
これで習得していったら、確かに中高6年間で、中上級レベルの
英語力を身につけることができるでしょう。

一般に海外では、英語習得にかかる時間は、2000時間くらいと言われています。

 

2000時間で到達するレベルは、
「新聞や本を辞書を使いながら読め、テレビやラジオの内容を理解し、
日常の通常の会話ができるレベル」です。

1日1時間として5年強。

1日2時間で3年弱。

もしかしたら、あなたは2000時間はすでに学校英語を含めると
達成したけど、でも、英語力はそれほどでもない、と思うかも知れません。

しかし1時間の質をみると、どうか?
日本語で 「この it は仮の主語で・・・」と延々と「日本語で英語解説」という
授業をうけていたのでは?
同じ一時間でも、英語を繰り返し聞き、覚えるくらい聞き、今度はそれを
自分の言葉として使ってみる一時間と、
ああ、わかった で済ませる一時間には大きな違いがあります。

特に英語の場合は、大きな違いがある。

それは、「知ってる」ということと「使える」ことが非常に離れているからです。

英語は知っているだけでは使えない。
その証拠に、簡単な英文を見せると、ほとんどの人が、「ああ、簡単」と反応します。

I worked hard every day at my summer job.
夏休みには、毎日忙しく仕事してました。

簡単ですよね。

でも、自分から同じ英語を「生み出す」ことはほとんどできない。

「あわただしい旅行だったね」 を英語でいうと?

結構出てきませんね。

It was a rather busy trip. などが妥当ですね。

簡単な英語だけど、スッと口から出てこない。
つまり、「知ってる」と「使える」のギャップが大きすぎるのです。

だからものすごいバランスが悪い人がいる。
英字新聞を一生懸命読んだり、”degenarate””recuperate”といった
レベルの単語を丸暗記する一方で、3分の会話もできない、
という人がいる。

それも、実はたくさんいるんです。

新聞が読めることが悪いといっているのでなく、バランスが悪い。
なぜって、会話で使う英語って、非常にやさしいことばが中心。
やさしくないと、みんなが理解できるわけじゃあないから当然ですよね。

日本語でも、「現実の場合では、密集化傾向はこれと拮抗する圧力によって・・・」
なんて目の前で喋られても わかんないですよね。

会話で使う言語は書き言葉よりも簡単なのが普通。

その簡単な言語はやり取りできなくて、難しい英語は読める、というのは、
かなりバランスが悪い。

でも、こういったバランスの悪い人も、初級者の人も、自然に言語を習得する

順序、  聞く -> 話す -> 読む -> 書くで臨めば、

かなりバランスよく、英語習得が可能になるでしょう。

特に「聞く」ことについては、先入観を捨てて、子供みたいに、
ウェンディーズをみたら、「誕生日いつ?」を思い出すような
音の捉え方をすると、リスニングはかなり上達しますよ。

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