昨日までカナダに出張し、あらためて感じるのは、
海外にいると本当に英語をたくさん使うので、
eigo維持にはもってこい。
カナダ人、アメリカ人は、店でも、ホテルでも、割合
気軽に話ができるので、世間話をするだけでも、結構、
「おお、アタマが もう英語モードだ」という感じ。
時差のせいかもしれないけど、出張中は夢を結構覚えていて
みんな英語をしゃべっている。
これって、英語の睡眠学習??
帰りの飛行機で、語学研修らしい高校生のグループ。
そのうちの一人の女子高生の笑い声が耳に入ってきた。
「ああ、はやくジャパニーズに戻りたい!」
頭痛が痛くなりました。
今回はスキーも楽しんできたが、アメリカとカナダから
遊びに来てる人が多いらしい。リフトで一緒になると
「いやあ、ウィスラーのスキー場は最高だね」と話が
弾む。
東海岸にもバーモントなどスキー場は豊富にあるが、
雪質はウィスラーが一番、とみんな太鼓判を押していた。
「英語を話しているときに、日本語から訳して話すんですか?」
よく聞かれる質問だが、私は訳していない。考えたことをそのまま
英語で話す。
時に抽象的な言葉は、日本語から英語になっているかもしれないと
思うこともあるが、それは まあ、全体の1%未満。
ほとんどの会話は日常英語なので、英語で考え話す。
英語のまま考えて話すっていうのは、難しくないのか、と
思いがちだが、こっちのほうが、実は理に叶っている。
日本語に訳すということは、
アタマで思った概念(話したいこと)=>日本語文章(アタマの中)
=>英語対訳(アタマの中)=>口から英語を発声。
というステップを取る。
このとき、日本語から英語に訳すときに、一対一の訳を考えるから
英語の語法とあわせるのが大変になる。
ところが、英語で話すと言うのは、
アタマで思った概念(話したいこと)=>英語文章(アタマの中)
=>口から英語を発声。
というステップなので、より簡単にできる。
初級者レベルで難しいと感じるのが、
アタマで思ったこと を 「英語文章」 にするところ だろう。
文章 とわざわざ書いたのは、たとえば単語レベルでは簡単に英語にできるからだ。
apple
passport
sightseeing
run
have
でも、単語だけ知っていても英語は話せない。
(ボディランゲージを使えば簡単な意味は通じるけど・・・)
「英語を話す」ということは、どれだけ自由自在に
「アタマに詰まっている英語」 を
「英語の語法(文法)に合わせて文章にする」ことができるか
にかかっている。
日本語で考えてみるとよくわかる。
アタマで考えていること: <何か飲みたい>
これを実際に日本語で相手に伝えるときは、いろんな表現を使える。
「ちょっと、何か飲みたいんだけど」
「少し喉が乾いたので 何か飲みませんか」
「ちょっと暑いですね、飲み物を何か買ってきましょう」
「飲み物を取ってきます、ちょっと暑いですね。」
「コーラとか、何かソフトドリンクが欲しいなあ。」
それこそ自由自在にいくらでも、日本語で「似たような表現」が
できる。
ところが、英語が話せないという人は、英語でこれができない。
I want to drink something. しか知らなければ その英語しかでてこない。
「ちょっと暑いですね」とか「よかったらあなたも一緒にどう?」などと
その場にあわせた英語がとっさにでてこない。