英語のライティング 「おお、アメリカ小学生のエッセイはレベル高い!!」

この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

先日日本語が達者なアメリカ人 ニルス・プレットさんにお会いした。
水泳でアメリカ代表にもなった彼、日本語にかける情熱も強かったようで

スポンサーリンク

「アメリカの大学時代にかなり勉強した」

 

そうだ。

 

それでも、日本にきて、上野駅で道を聞くも、全然通じなかったそうだ。

その後日本の企業に勤めたり、日本人の奥さんをもらったりして大の日本好きに。

 

そんな彼が日本人の英語病を助けるために、ソフトウェアを開発する会社を興した。

彼にお会いしたのは彼が開発した製品をぜひ見てほしいという依頼があったからだ。

ソフトは日本人でも「正しい」英文メールが打てるようにしたもの。
なるほど、英語にはいろんなマナー、トーンがあって、最初のセンテンスのトーンとそれに続く

文章のトーンが違うと違和感がある。

 

 

彼のソフトを見ながら先日アメリカの小学生の英語エッセイを読んで愕然としたのを思い出した。

 

果たして日本人として英語を使っていて、スピーキング、リスニング、リーディングはある程度、使えるレベルにはなるけれども、

 

エッセイを書く、

 

 

つまり英語を各レベルを小学生高学年並みにするのも結構大変なんじゃあないか、そんな思いを持たざるを得ないほど、小学生のエッセイが素晴らしいのである。

たとえば、小学2年生レベルのエッセイはこんな感じ。

When I read, I can…

Search for hidden treasures,

Visit strange, foreign countries,

Travel through the universe,

Leave my problems behind.

 

小学生5年生ともなると、

Reading is a way to take you to where you have

always wanted to go. I remember experiencing this

feeling when I read the classic “Journey To The Center of

The Earth,” by Jules Verne.

(出典:YMCA Essay Contest)

 

 

何か学術的な論文を書くのは、実はそんなに難しくない。

 
ほとんどが専門用語なので、後はその専門用語をつなげる多少の英語力があれば、それなりに格式のある英語は書ける。

しかし、紹介した2つのような文章、特に10歳、11歳くらいのレベルのエッセイを書くとなると相当の英語力の蓄積がないと難しいだろう。

 

音声レベル会話レベルの英語

 

では、使われる英語の語彙がかなり限られるので
まあ、それほどの苦労はない。

 

会話でそれほど難しい言い回しとか単語なんかは使わないからね。

でも、そのレベルを突破したら、今度はぜひ多読に挑戦してほしい。
帰国子女の方々で、その後も英語がホントに使えるレベルになるか
それとも会話レベルの英語力で留まってしまうかは、どれだけ読書
したかに大きく左右される。

同じように、ある程度英語力が増してきたら、ぜひ多読に時間を割いて
ほしい。そうするとアタマの中が、完全に英語で思考できるようになってくる。

私の経験だと、日本語と同じくらいのスピードで英語が読めるレベルになると、
一日2時間くらいの読書を1週間続けると、ふと考え事をしているときも、
英語で考えるようになる。それも自然にそうなる。

 

読むというのは、かなり積極的な意志が必要。

 
英語力があるレベルに達した後で、英語を「読み続ける」と、積極的に
多量のしかも良質の英語がインプットされる。
積極的にインプットされた英語は、いろんな形でアウトプットが可能だ。

ぼんやり考えるときに英語で考えが浮かんだり、質のいい英語を書いたり、
または、会話のときに、いろんな英語表現が口から出てくる。

「思わず英語がしゃべれた自分にびっくりしました。」という誇大広告みたいな
ものをよく見かけるが、「思わず・・」はウソではないと思う。

 
ただし、積極的な英語のインプットを集中してやれば、の話である。

 
何もしないで、思っただけで、英語がしゃべれるようになったら、神様仏様だけど、
実際にはそんなことは起こらない。

とりあえず初級者なんだけど、という人には、読むよりもまず「聴く」ほうが
とっつきやすいと思う。ですので、たくさん英語を聴くことをお奨めする。

必ず積極的に英語に取り組めば、その報いを得ることができるのが
英語のいいところ。

 

 

タイトルとURLをコピーしました