- 今回は、英語上達の秘訣をさぐる上でとても貴重なインタビューを人気メルマガを発 行する今井様にお伺いすることができました。
- 「英語が上手になりたいという目先の目標にとらわれている時に限って、案外 とこういう基本を忘れがちですよね。」
- 今井「はい。リスニングとスピーキングをアップさせるには“多読多筆”が欠かせ ないと思っています。聞く・話す・書く・読むの4つは、インプットとアウトプット 作業として常に連動しています。英語のおしゃべり上手になりたければ、まず英語 を書くことから始めましょう。」
今回は、英語上達の秘訣をさぐる上でとても貴重なインタビューを人気メルマガを発 行する今井様にお伺いすることができました。
特に今井さんが力説する英語上達のための3つのファクターは、私も含めてずっと燃
やしつづけていなければいけない重要な要素。
よくぞ言ってくれました!!
「まず最初に、ジュミックさんの名前の由来を教えて頂けますか?」
今井「はい。ロンドン留学時代にフランスへ何度か旅行したことがあり、すっかり
パリの魅力にはまってしまいまして。。。わたしの本名はYumi なのですが、ネイテ
ィブの友人がわたしのフランス好きを揶揄してYumi ⇒ Jumique とフレンチ風に名
づけてくれたんです。ジュミックさんは男なのか?という質問をメールでよくもら
いますが、れっきとした?日本人女性です(笑)」
「ところで、今井さんと英語との出会いは何だったんですか?」
今井「ずばり音楽ですね。当時ビリージョエルが好きで、憧れもあり、行くならNew York と勝手に決めていたんですが、アメリカ行きを親に反対されて、あえなくLondon へ。
最終的には、かなりの英国好きになってしまいましたが。。。(笑)
「何事も結果よければ全てよしですね。よろしければ、留学時代のエピソード
をぜひ1つお聞かせ下さい」
今井「ロンドン留学中にふとしたご縁で、東後勝明先生の(元 NHKラジオ英語会話
の講師)ウィンブルドンのご自宅に招かれたことがあります。先生のラジオ講座を
毎日聞いていたので、この偶然には心底喜んだものです。まじかで聞いた先生の生
の英語は美しかったです。ロンドンに来て良かったなあ~としみじみ。写真は今も
自宅に飾ってありますよ。」
「さて、今井さんは英会話学校を主催されていますが、英語がぺらぺらになる
ための秘訣や学習法などがあれば教えてください」
今井「学習法は千差万別、みなさん思い思いのスタイルで取り組めば良いと思いま すよ。が!大切なのは、あきらめずにコツコツ続けること。
英会話学校に1ヶ月ぐらい通ったぐらいでは、決してぺらぺらになりません。英会
話を習得するには、ある一定の時間をかけた努力、適した環境、そして正しい学習
法が必須です。」
「具体的には?」
今井「英会話習得に必要なファクターを3つににまとめるとこうなります。
1. (英語がぺらぺらになりたい)意欲 2. (正確なインプット&アウトプット)技術 3. (英語を使う、または試す)環境
英語で言うならば:
1. Commitment
2. Skills
3. Environment
です。英会話の習得はこれらが三位一体となり初めて開花するのです。」
「英語が上手になりたいという目先の目標にとらわれている時に限って、案外 とこういう基本を忘れがちですよね。」
今井「そうですね。特にスランプに陥っている時など、基本をもう一度思い出すこ
とはとても大切なことです。魔法の言葉のように―す~っと心が救われたりするも
のです。」
「なるほど。先ほどの3つの要素ですが、具体的にもう少しお話いただけます
か?」
今井「はい。仮にテキストを1週間読んだだけで、または1ヶ月間英会話学校へ通っ たぐらいでは、3つのファクターを満たすことはできません。学習の糸口やきっか け作りにはなりますが。意欲が環境を作り、環境が技術を生む―のですから一週間 やそこらでの短期習得は無理です。
人はテキストを買った時点で、また英会話学校と契約を結んだ時点で、心が満足し
てしまう―悲しい生き物です(笑)。お金を払っただけでぺらぺらになるなら、
これほどいい事はありません。」
「でも、いい教材や学校が実際にあることも事実ですよね。」
今井「もちろんです。いい教材といい学校にめぐり合えたなら、それほど幸せなこ
とはありません。そんな幸せを手に入れるには、ネットなどでのマメな情報収集や
自分の足でいろんな学校の体験レッスンを受けるなどして、常にいいもの探しのア
ンテナを張り巡らせて下さい」
「学校や教材との向き合い方はありますか?」
今井「新しいテキストでお勉強するのは大いに結構。問題なのは、その使い方。
目移りせずにこれだ!と思うものを見つけたら、死ぬまで(それぐらいの覚悟で!)
付き合いましょう。CDなどの音声が付いていたらなおよし。一字一句暗記できる
まで、また聞き取れるまで単語に喰らいつきましょう。英会話学校も然りです。
特にネイティブ講師は、趣味や極楽気分で英語を教えている人もいるので、しっか
りと見極める必要があります。
趣味で英語を教えている先生から学べるのは、所詮趣味程度の英語です。生徒さん
には先生を選ぶ権利があります。わたしは英語を教えていますが、自分にこう言い
聞かせることで、己を崖っぷちに立たせてます。たまに足元がふらつきますが(笑)
「さて、今井さんは、これからの時代、ライティングとリーディングの重要性
を訴えておられるようですが。」
今井「はい。リスニングとスピーキングをアップさせるには“多読多筆”が欠かせ ないと思っています。聞く・話す・書く・読むの4つは、インプットとアウトプット 作業として常に連動しています。英語のおしゃべり上手になりたければ、まず英語 を書くことから始めましょう。」
「それはただ書いているだけでも効果があるものなんですか?」
今井「もちろん、なにもやらないよりは良いですが、ライティングは自分の間違い の癖が、悲しきかな如実に現れますので、これを好機と受け止めて、出来ることな ら、しっかりと添削してもらうべきです。間違いを放置しておくのは、語学習得の 上でこれほどもったいないことはありません。間違いを知ることは、宝です!」
「間違いの発見はありがたい宝なんですね。。なるほど。さて、今井さんは
e-mailによる英文ライティングコースを開設されていますよね。こちらはどういっ
たコースなんですか?」
今井「毎回与えられた課題について、200文字以内で英作文を書くという、いたって シンプルなものです。添削はわたしとネイティブ校正者 Dr. Tracey Weir が行って います。彼女はわたしのメルマガの校正者でもあるのですが、2人で“懇切丁寧” をモットーにみなさんの英語を赤で添削しています。」
「たった2名で添削してるんですか?」
今井「はい。ほとんど家内工業と言ってもいいぐらいです(笑)。将来的には増員
することも検討していますが、いずれにせよ担当制でしっかりとサポートしていく
には少数精鋭がベストだと思っています。おかげさまで開設以来、たくさんの方々
にご参加頂いてます。いつからでも受講可能ですので、ご興味のある方、特にライ
ティングに自信のない方、ぜひチャレンジしてください。」
「論文を書くとか、そういった類ではないですよね?」
今井「そういった類ではないです(笑) 楽しくをモットーに取り組んでいただける
課題ばかりです。どうぞ、ご安心ください!」