スポーツでも、勉強でも同じですが、
投入した時間と結果がたいてい比例します。
もちろん、その時の集中度が同じ場合ですが。
もちろん、効率的な方法で、その時間を
圧縮することも可能です。
今回紹介する方法も、時間圧縮+効果バツグンです。
読む、書く、聞く、話す を一気にする方法
自分で手に負えるレベルの英文を選んでください。
(あんまり背伸びをしないのが大事)
音声付の小説や、音声とその英文が載っているウェブサイト
から、好きな素材を選びます。
たとえば、小説とそのオーディオブック、
VOAなどの英語サイトなど。
1)まず、読んでください。
たくさん読まず、一段落くらい。
2)次に、読んだ箇所を聞いてみましょう。
聞きながら、情景や内容がイメージで
湧き上がってくる感じになればOKです。
3)どんな内容でしたか?私に話してください。
これは、アウトプットの練習です。
もちろん英語で自分の言葉で内容を
話せるのがベストです。
それが難しい場合は、まず日本語で内容を
話してみてください。そして次に同じことを
英語でやってみます。
話すといっても、架空の誰かに話すのです、
もちろん。 独学ですからね。
一度日本語で話すと、内容が頭に定着するので
いきなり英語で話す方法よりもカンタンになります。
4)内容についてどう思いましたか? 紙に書いてください。
これも英語で書ければそれに越したことはありません。
しかし、いきなり英語で書くのが難しい場合、
日本語からはじめましょう。
次に英語で同じ事をするのですが、このときに、
先ほど書いた日本語を見てはダメ。
何も見ないで英語で書いてください。
これだけです。
1つの素材で、読み、聞き、話し、書くをすべてこなします。
次の日は、順番を変える
聞く=>話す=>読む=>書く
その次の日はまた順番を変える
聞く=>書く=>読む=>話す
これだけを繰り返していくと英語は
相当できるようになります。
そして、日本人がニガテな、
「話す」「書く」という力がしっかりつきます。
最後に「ダメ押し」で付け加えるのは、
読んで聞いた本(またはウェブサイトの記事)の
箇所を頭に定着させることです。
一文を読んだら、見ないでそれを10回復唱して、次の文に進む。これを繰り返す。
たとえば、
She could never understand, and I didn’t want her pity.
と読んだら、見ないで10回復唱する。
ですから、最初は何度かつまずきながら文を覚えて、
それから、つまずかずに10回すらすら復唱します。
(何も見ないでいえることが重要。)
10回言えたら、今度はそれをノートに書く。
何も見ないで、です。
これは、1回書けば大丈夫です。
そして、次の文に進む。これを繰り返す。
なぜ、最後にこれをやるかというと、
まあ「筋トレ」です。
できるだけ英文を強くインプットすることで、
記憶に残ります。
もちろん、後日忘れてもかまいません。
自分で忘れたと思っても、しっかり記憶に
残っています。
この英文がどんどん蓄積されると、
納豆のように頭の中で熟成されて、
英文と英文が絡み合って、大きな
英語の貯蔵庫があなたの頭の中にできます。
まとめますと、
同じ素材を使って、
「読み」「聞き」「書き」「話し」、
その素材を、10回暗誦によって、
強くインプットする。
私が海外でやっていたこともほとんどこれと同じです。
授業で取り上げるケーススタディを
1)読み、2)自分の意見をまとめ、3)授業で聞き、
4)ディスカッション(話す)。
帰国子女たちが、海外の学校でやることも同じです。
あなたもどうですか?
やってソンはありませんよ!
It never hurts to try.