脳のクセを知った英語の類推方法が、単語力を強化する!

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先週ご紹介した英語の単語力の強化、つまり、単語を単独で
覚えるのではなく、英語全量を 脳のクセを利用して頭に
インプットする方法に引き続いて、さらに一つの英語を増やして
いく方法をご紹介。

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覚えたものを記憶の倉庫から引き出すことを「プライオミング」という

ことをご紹介したが、それを利用して英語を増やしていくことができる。

思い出す方法には、大人と子どもでは違うようだ。
これは、子どもと大人では記憶に保管していく方法または
場所が違うかららしい。

子どもの場合は、「音」に影響されることがある。

たとえば、「切る」と「来る」を間違えることがある。
これは、似た音に反応しているから。

大人の場合に効率的に思い出す、暗記する方法に連想がある。

たとえば歴史の年号。 1492(いよー。国が見えた)で
コロンブスのアメリカ大陸発見の年号を覚えた方もいるのでは。

語呂合わせは、意味の無い年号などを覚えるのに適している。

英語の場合は、語呂合わせよりも、意味合いから覚えていくことを
お勧めする。

たとえば、日本語の「歩く」にあたる言葉は、英語では一般に
“walk”だが、そこから意味を拡げてたくさんの英語をインプットする
ことができる。

on foot といえば、車じゃなくて足で(つまり歩いて)という意味に。

急いで歩くイメージには、
stride, marchという単語が使える。

stride は 大またで急いで 歩く。自信があるとき、怒っているとき
または急いでいるときなどの歩き方だ。

Barack Obama strode confidently towards me and shook my hand.

オバマは、自信たっぷりに私のほうに歩いてきて、握手をした。

march と聞けば「行進」を思い起こすことができる。そう、行進のときの
ように、一定の規則正しいリズムで歩く歩き方だ。

これは軍隊の行進のときだけでなく、次のようにも使える。

John marched straight into the office to demand an apology.

ジョンは、謝罪を要求するために、つかつかと部屋に入っていった。

リラックスしてゆったりと、という歩き方には

stroll, amble, saunter が適当だ。

 

I strolled along the beach with the warm sun on my face.
暖かい日差しを顔に浴びて、ビーチをゆったりと歩いた。

The horse slowly ambled towards me.
馬がゆったりと私のほうへ歩いてきた。

I sauntered into the garden, where some friends were chatting
near the pool.
私はゆったりと庭を歩いた。プールサイドでは、友人がおしゃべりを
していた。

歩きすぎて疲れているときの歩き方は、
trudge, plod, traipse

病身のためや年老いたためゆっくり歩く歩き方は
hobble shuffle limp shamble

などなど、歩き方を表現する単語だけでも、ざっと50くらいある。

ただ、「歩く」という丸暗記ではなくて、歩き方などと一緒に英語全量を
インプットしておけば、strode などの単語も効率よくアタマに記憶できる。

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