インターネットに常時接続できる環境のおかげで、私はオフィスにいるときは、
英語ラジオつけっぱなしで仕事をしている。
おススメは、NPR。
これは、アメリカの公共放送で、内容もバラエティに富んでいる。
ラジオのホストが、ゲストと対談、ゲストもその道の専門家や、
政治家、大学教授などで、知的好奇心をそそる内容。
それに一般の視聴者から電話がかかってきて、質問したり
それに答えたりと、ナマ英語が飛び交う。
英語の習得にはバツグンに効果のある番組。
ここで使われる英語がほぼ理解できるというレベルになると、
あなたが専門分野でも一般の会話でも、英語で渡り歩くには
ほぼ支障はないだろう。
このラジオの聞き取りを目標に英語習得を進めていくとひとつの目安になる。
面白いのは、このラジオももちろん、ナマ英語を使っているのだが、
日本人にとって、もっと聞き取りが難しいのが映画。
これはラジオが人に聞かせるということを意識しているためかもしれないが、
映画はもっと早く、さらに聞き取りが難しく感じる。
多くの日本人留学生が、NPRのラジオの聞き取りには苦労しないだろうが、
映画となると話は別。
新しい映画は、ここでチェック。
予告編で英語をマスターできる。
最近は、手軽に映画レンタルがネットで予約できるようになり、料金も安いから
もちろん、DVDをレンタルしたり、買ってしまうのが効果的。
映画にはかなりの分量の使える映画がぎっしりつまっているし、字幕も英語日本語
お好みで選べる。
気に入った映画は手元において何度でもいろいろな方法でみると英語向上に。
私も久しぶりに好きな映画「ミッション:インポッシブル」を見て、かなりカッコイイセリフを
発見。
“Golitsyn’s gone. They knew we were coming, man.”
“Are you in tact?”
in tact というのは、undamaged という意味。
お前は無事か? という意味になる。
盗聴されないように、慎重に電話で組織とやり取りをするイーサン。
尾行されているのか?と聞かれて
“I don’t think so. I don’t…I don’t think so.”
“Don’t think. Be sure. Are you clean?”
「いや尾行されてはいないと思う。たぶん・・・だいじょうぶだ。」
「思うではダメだ。確認しろ。尾行されていないか?」
clean: 清潔だけど、この場合は尾行につけられていないきれいな状態という意味。
こういうところから、
come clean というと「(犯罪を)自白する」「一部始終を打ち明ける」という意味になる
が、前もって知っていると、この映画を見たときに派生的に自分のアタマの中で確認できる。
映画を見て、なかなかいい表現だな、と思ったら、それを少し膨らませてその周囲の意味まで
とるようにすると、語彙はドンドン増えていく。そしてこの方法は記憶にしっかり残るから
英単語集などで覚えるのより格段に効果が出る!
語彙は派生的・関連のある単語やフレーズを
ドンドン取れるようにしていくと、
自然と語彙数が膨らんでいくので、語彙に不安を持っている人はぜひ試してみることをお勧め!
英語を習得するには、どん欲になって、こういう使い方もあるっていうのもあわせてアタマに
入れておくと、一石二鳥どころか、三鳥にも四鳥にもなる!