あー、悲しいかな親は二人とも日本人。
当然、私が話せる言葉は日本語だけ!
このように、お嘆きの方も多いことでしょう。
バイリンガルになる秘訣
英語とフランス語の完璧なバイリンガルである教会の神父さんが、
バイリンガルになる秘訣を聞かれ、「親を選んで生まれてくることです。」と
答えたという笑えない話があります。
斯く言う私も、カナダ人と日本人の親を持つ甥、姪と話すたびに、
神父さんの言葉がずしっと響きます。
「今からでもバイリンガルになりたいから、英語を聞きまくるぞ」と
いきまくのはいいですが、ちょっと待ってください。
「聞き流せば聞こえるようになる」「ヒヤリング1千時間」など、
私達が日本語を習得したのと同じ方法で英語も聞き取れると
いう教材が人気があるようです。
自然に言語を習得するのは難しい
12歳前後以降は、第二言語の環境に放り込まれても、
赤ん坊のように自然に言語を習得するのは難しいという
第2言語獲得の臨界期説は有名なのでご存知かと思います。
それにさらに拍車をかけるかのように、今回新しく発表された
論文では、10-12ヶ月の赤ん坊ですら、一つの言語で
育てられると、それ以外の言語の音は、鳥のさえずりと
同じような「雑音」としか認識しない、ということがわかったそうです。
By 10 to 12 months, however, monolingual babies
were no longer detecting sounds in the secound
language, only in the language they usually heard.
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つまり、いくら英語のシャワーを浴びても、雑音に過ぎない、ということです。
生まれて12ヶ月を大幅に超える大人は、なおさら雑音に聞こえて
しまうのかもしれません。
片言韓国語
先日韓国に行ってきたのですが、片言くらい韓国語で挨拶したいと
思い、「アンニョンハセヨ」を筆頭に、10くらいのフレーズを覚えて行った
のですが、ホテルの受付で「アンニョンハセヨ」と言われても、全くそれと
気づきませんでした(汗)。 雑音でした~。
耳は大丈夫?
家族からもよっぽど語学耳が弱いと言われ(家族はちゃんと聞き取れた)、
たじたじです。
それでもワタシ、英語は大丈夫なんですけど。
なぜでしょうかねえ。