何の分野でも達人を目指すならば、「Mastery」(邦訳 達人のサイエンス)という本がお勧めだ。
達人へのステップ、心構えとは
先日、「Mastery」(邦訳 達人のサイエンス)という本を読んだ。
何の道でも、達人へ到達するには、ある決まったステップ、心構えが必要ということ
を述べた本だが、非常に面白かった。
どのジャンルでも達人になるには、人生のあらゆる面で達人のプロセスを実践してい
て、それを通して真の達人へ通ずることができる、というのが大体の内容である。
達人は決して現状に満足しない
よい意味で刺激を受けたのは、他人から見たらどんなに成功している、または達人の境地に達していると見られても、本人がそこに満足してはならない、ということだ。
これは全く骨身にしみる言葉だ。
ついつい日常に忙しさにかまけて、自分を磨くことを忘れてしまいがちなので、この言葉はずしりと重い。
しかーし、私はやるからには、楽しくワクワクしてやらないと、何事も成就しないん
じゃないかと思っている。
また、そのようなポジティブな考え方でいままでやってきたか
ら、これからも是非ポジティブに楽しく新しいことに挑戦していきたいと考えてい
る。
英語の達人になるには長く続けることが重要
英語についても、多くの方から、長続きしない、という悩みをいただくが、まず重要
なのは、楽しければ、長続きしないことはないはず、ということだ。
子どもを見ているとわかるが、毎日が楽しくってしょうがない。
ほんの5分の細切れ時間でも、新しいことをはじめる。縄跳びしたり、本を読み始め
たり、絵を描き始めたり・・・
楽しければ、わずかの時間も惜しんで、それをやる。楽しいんだから当たり前だ。
英文を読みまくり、聞きまくると。。。で紹介した通り、たくさん読み、たくさん聞くことで、英語は読めるし聞けるようになる。
目標を持つことで、難しいことも乗り越える力がつく
苦しいことは難しいが、楽しくってさらに目標があると、なおいい。
私などは、水泳でもジョギングでも自分の専門でも、この目標が非常に大きなインセ
ンティブになっている。
水泳で、1キロ、2キロ、と完泳ができるようになると、ドンドン距離を伸ばしてガン
バローと思うようになってくる。
英語は目標を持ち、楽しく続ければ力は必ず付く
これもトーゼン楽しくなければ続かない。
ある程度楽しくって、インセンティブがあればなお、いい。
たとえば、字幕ナシで、ストーリーは大体つかめる、という段階にまず到達。
それから、フレーズでこういう内容を言っていた、ともう少し細部が分かる段階に到
達。
さらに、俳優のフレーズから表現のニュアンス(きつい言い方とか婉曲的とか)まで
わかる段階に到達。
さらに、使っているフレーズを、今度自分で使ってみようという段階に到達。
などなど、自分で目標を立てて、いくと、英語の習得も非常に楽しいものになる。
例えば映画は、英語力を楽しみながら伸ばしてくれる素晴らしいメディア
休日に話題の映画「シカゴ」を見に行った。映画は私の英語力キープの、そして楽し
みの大事なツールだ。
この「シカゴ」。非常に楽しめる映画だった!!
これはお勧めです。特に「ミュージカル」仕立てだから大音響が活きる、大きめの映
画館で見ると別世界にワープしたかのように、映画にのめり込める。
スターになることを夢見る主婦が、殺人を犯し刑務所から無罪で放免されるかどうか
? そしてその後スターになれるのか? というストーリーはいたって、単純。
だが、
ストーリーとミュージカル部分の組み合わせ、やり手弁護士役のリチャードギアの迫
真の演技(久々にあたり役だ!!)、キャサリン ゼタ ジョーンズ(マイケルダグ
ラスの奥さん)の美声、どれも文句なしの内容だった。
英語もきわめてシンプルかつストレート。
セリフの量が少ない分、英語習得途中の人でもついていける内容だ。
映画DVDで英語を楽しむにはの記事で、DVDを使った英語学習法も紹介している。
まとめ
英語にしろ、他の道にしろ、達人になるためにはやっていることを習慣づけて続けるしかない。
その過程が苦労であれば、誰でも挫折してしまう。
苦労ではなくやっていることを楽しむ工夫をすれば、長く続けることができる。
長く続けて、そのことが習慣になれば、やがて、その道の達人になれるはずだ。
英語も同じ。長く楽しく続けよう。習慣になるまで。
自然に繰り返す習慣で英語は生きてくるの記事も参考にしよう。