「英語のほうは、かなりさぼっていて・・・」
「学生時代以来、まともに英語を勉強
してこなかったので」という人は、英語に接するきっかけを毎日の生活に取り入れる
だけで、いとも簡単に、英語に急接近することができる。
しかも億劫でなく自然に英語に近づいていく方法としては、何も特別の道具とかも必
要ないし、自分一人で空いている時間を毎日15分見つけるだけでできる。
まず日本人の多くの人は、英語と聞くと、「話せない」といきなり来る。
話せないのは 私からすると「当たり前」。まず聞けないのだから話せない。
それではいきなり リスニングだけ、というのにも抵抗のある人が多い。
これは、英語を「聞いてい理解する」という行為をいままでした経験がほとんどない
からだ。
そういう人には、まず日本語理解の上での英語リーディングをお勧めする。
これは、リーディングをする上で、後戻り訳を防ぐとともに、英語のまま理解してい
くステップとしては、最適な方法だ。
まず、やさしいリーディングを日常生活に取り入れる。
ステップ1 日本語で新聞の記事をよむ。(朝日新聞など)
ステップ2 同じ記事の載っている英字新聞を読む。
朝日新聞は、”Herald Tribune”と提携して日本で英字新聞を発行している。
それを買うと、朝日新聞の英語版のような記事もかなり読むことができる。これらの
記事はほとんどが日本語新聞からの英訳なので、あらかじめ朝日新聞で記事を読んで
おくと自分で思っている以上に、英語版を早く読むことができる。
あらかじめ内容がわかっちゃているので、その部分の心配をしなくてよい。
だから英語を読むときに、かなり自信をもって読み進めることができるのだ。
これを1ヶ月ほど毎日続けると、英語がいきなり身近になってくるはずだ。
さらに、次のステップとして、もう少し幅を持たせていく。
つまり、新聞のような細切れの情報でなく、もっと長いものに挑戦していく。
これに最適なのが、翻訳本のでている本。
たとえば、あなたがビジネスマンだったら、IBMを奇跡的に復活させたルイスガース
ナーの自伝的著書「巨像も踊る」(日本経済新聞社)はお勧めの1冊だ。
内容が充実しているので、日本語で読んでもちろん面白い。
さらに、原書もアマゾンドットコムで簡単に手に入る。
日本語で400ページ強あるので、初級者は一章ずつ日本語を読んでから、該当する個所の原書を読むとよいと思う。そのほうが、飽きがこないし、日本語で鮮明に記憶に残っている時点で英語を読んだ方が、英語がスラスラアタマに入ってくると思う。
さて、次のステップ。
今度は、リーディングからリスニングへと飛躍してみる。
今度は、日本語で内容理解=>英語のCDを試してみる。
日本語で内容を理解するところまでは、前のステップと同じだが、今度は原書を読む かわりに、原書を朗読したCDにトライしてみる。
嬉しいことに、最近は日本語になるくらい売れた洋書はほとんどがCDやカセットで内
容をナレーターが朗読している。
これは、文字からでなく、耳から英語を吸収していくのにかなり使える。
本来は本の形で提供される内容がそのまま音声になっているので、文章的な表現が多
く、やや難解になってしまうが、耳を随時鍛えていくのには、なかなか使えるツール
だ。
もっとリスニングに力を入れたいという人には、次の方法も手軽に導入できる方法
だ。
まず初級者。
新聞やテレビニュースで、その日のうちの主だったニュースを仕入れておく。
それから、夜7時のNHKニュースを英語で聞く。
このNHKニュースを担当している英語アナウンサーは、英語ネイティブの担当のとき
は男性も女性も非常にクリアでクセのない英語を話してくれる。なので、英語を離れ
てしまっている初級者にはうってつけ。
朝から何回かニュース番組をみていると気づくことだが、大体1日で放映される
ニュースにはそれほど大きな変化はない。夕方5時に流されるニュースはほとんどそ
のまま7時からのニュースにも使われる。
それを考えると、日本語本=>英語本で試した方法が、ほとんどそのままテレビを
使っておこなうことができる。
簡易版リスニング強化法だ。
これであらかじめ助走をしてから、次第にCNNニュースやBBCなどに切り替えていく
と、それほどムリなく、英語を生活に取り入れていくことが出きるようになる。