使う能力はどんどん伸び、使わない能力は衰える。
これは、人間の能力に関して言える一般的なことですが、
英語にも当てはまります。
ちなみに、長い間日本語で読書や新聞を全く読まない時期を
1ヶ月ほど過ごすと、それ以前のように日本語をスムーズに
読むことができなくなります。
もちろん、2~3日程度、不快な読書を続けていけば元通りになりますが。
子どもの頃、周りの子と同じように日本語を話していた子供が、
その後海外で5年も過ごせば、日本語がたどたどしくなってしまいます。
そのため、海外での日本語のサポートは非常に重要なのです。
30年生きた人は30年分の日本語がぎっしり頭に詰まっているにも
関わらず、母語である日本語ですら使わなければ衰えてしまいます。
ずっと日本で暮らしてきた日本人にとって、
英語を日常的に使う機会という経験はまず、ないでしょう。
つまり、意識して英語を使わないことには、
英語力は伸びないのは当たり前のことなのです。
1日わずかな時間でも、英語に触れることをお勧めします。
社会人で、まとまった時間を英語の学習に当てられる人は、
非常に幸運です。
しかし、ほとんどの方がそうではないでしょう。
まとまった時間が取れない方は、ぜひ細切れ時間を利用してください。
細切れ時間も積もれば1日最低1時間にはなるでしょう。
朝ニュースは英語に切り替える。
家族の手前、日本語ニュースにせざるを得ない場合は、
その内容を、頭の中で英訳してみる。
新聞も英字新聞。1日1記事でよいので読んでみる。
(日本語で知っている内容なら、読みやすいです。)
電車で新聞を広げられないときは、頭の中で
昨日の出来事や今日のこれからのことを
英語で考えてみる。
iPod にダウンロードした英語ニュースなどを
聞いたりするのもいいですね。
英語で読む聞く。
日本語で読んだり聞いたりしたものは、即英訳してみる。
自分の考えも、頭の中で日本語でなく英語で考えてみる。
これだけでも、1日で数時間、英語の時間を確保できます。