英語の感覚を映画で身につける

この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

学校英語で普通に習う、 had better 。
こうしたらいいですよ、という意味でつかうと習うけど、
でも、ネイティブが受け取る感覚は、親から言われたことのような
強いニュアンスをもつ使い方だ。

スポンサーリンク

私の手元にある英語表現辞典には、「頼んだほうがいい」という意味で、次の例文が載っている。

 

You’d better get a lawyer if there’s money involved.
(金の問題が絡んでいるなら弁護士に頼んだほうがいい。)

でも、これを知り合いのネイティブに見せると、
「頼んだほうがいい」というより「頼まないとひどいことが降りかかってくるぞ」
というすご~く脅迫めいた言い方、という。

裏腹に、 should は 学校では、「すべきだ」というふうに習うけど、こちらは アドバイスするときに使うようだ。

 

You should watch it. 観るといいよ。

という具合。

先ほどの英語も、

You should get a lawyer ~. のほうが、アドバイスのような、
よりやわらかい口調になる、と知り合いのネイティブ。

学校で習う文法の命令形は、必ずしも私たちが考えている
「命令」ではないし、
こう考えると、ことばを字面だけで学ぶことのズレというのは
結構あるんではないかと思う。

こういった認識の違いを克服するには、ぜひ、ナマの英語で学んだり、
小説を楽しんだりして、その語感を磨いていくのが一番だろう。

ごくありふれたやり取りから、ナマの感覚を吸収できる。

たとえば、「魔法にかけられて」の映画からは、簡単なセリフだけど、
「へえ、こんな使い方するんだ」という発見がたくさんある。

おとぎの国からニューヨークへやってきた王子様の、

“Don’t try my patience.”

=>僕の忍耐を試すな => 怒らせるな

などは、

「怒らせるな」から英語にしようとしてもなかなか

“Don’t try my patience.” にはたどり着かない。

こういった語感を磨くナマ英語をたくさん聞いたり観たり、覚えたりすると、
英語はもっと楽しくなる!!

タイトルとURLをコピーしました