「こーんな簡単な英語はビジネスで役に立たないよ。」
いやあ、申し訳ない、なんせ僕の脳みそもこの程度なので・・・とほほ。
アメリカで私と大学院で一緒だった同級生の日本人は、とんとん拍子に出世して、今は外資金融機関で部下を数百人率いています。
その部下の人たち、イマイチ英語に自信がない。
それで、僕の[英語が上達する方法]をちょっとご披露したんだけど・・・
どうも、期待しているのが、こんな英語らしいのです。
The US congress finally passed a $700 billion plan to bail out US failing banks.
でもね、こういうビジネス記事の英語も、皆さんすぐに理解できるだけじゃなくて、
自分でも書いたり話したりできるようになるんですよ。
英語の仕組みをまず理解する
そう、簡単な英語の仕組みを使いこなせば。
やってみるよ。
「ほら、これが写真だよ」って英語で何ていう?
できるかい?
僕が作ったこんな英語はどうでしょう? かなりオーソドックスだよね。
Here is the picture.
ではこれに、ちょっと、表現を足してみて、
「ほら、これが見せたい写真だよ。」って英語で何ていう?
Here is the picture.
=> Here is the picture to show you. こんな英語でどうでしょう?
次の記事も参考になります。
たくさん英語を読み、書き、聞くこと、英語上達の王道
英文を読みまくり、聞きまくると
英語を自分で組み立てる
自分で組み立てられたかな。
この写真ていうのは、「僕が京都へ旅行したとき」の写真です。
それも、英語に組み入れてほしいんだけど、できるかな。
Here is the picture.
=> Here is the picture of my trip to Kyoto.
じゃあ、今度は小林さん(英検3級)がやってくれたのを取り上げるよ。
まず、I took a train. という英語があります。
「9:30発の電車」という表現を加えてみようか? どうしたらいいでしょう?
I took a 9:30 train. いいですねえ。
それでは、その9:30の電車は 「京都行き」です。これも文に入れちゃいましょう。
I took a 9:30 train for Kyoto.
はい、いいですね。 まだまだ行きますよ。
英語を少しずつ変化させてみる
「乗った」を「ならなきゃならなかったんだ」とちょっと変えてみよう。
どうなるかな? 自分でズバッといってみてください。
I had to take a 9:30 train for Kyoto.
いいですね、できました?
英語に情報をどんどん足していく
その列車に乗ったのは私ひとりじゃなくて、「同僚と一緒」でした。
これも、文に入れてみようか。
I had to take a 9:30 train for Kyoto with my colleague.
「会議が終わってすぐに」乗んなきゃいけなかったんだ、なんか現実的・・・
これも、入れてみようか。
まずは、自分でやってみてください。
I had to take a 9:30 train for Kyoto with my colleague right after the meeting.
英語の仕組みを自分で使えるようにする
さあ、このくらいでいいかな?
最初の英語と比べると、こんなにながーくなりました。
I took a train. が
=> I had to take a 9:30 train for Kyoto with my colleague right after the meeting.
どうでしょう? こういう風に、英語を自在に組み立てることができると、
「スラスラ書けてペラペラ話せる」のです。
英語の仕組みをリスニングにも応用する
しかも、英語の仕組みがしっかりわかり操れるレベルなので
リスニングの時も、
*先回りして聞こえてしまう。
まだ、聞こえていないのに、まだネイティブが話していないのに、聞こえてしまう という
マジックまでできてしまうのです。
え、それは空耳だって?
僕も最初はそうかと思ったよ。でも、ホントにわかっちゃうんだよ。
英語の仕組みというのは英語のパターン
それは、英語の仕組み(型)は、いくつかのパターンで決まっていて、それに単語を乗っけて
話されたり書かれたりしているからです。
ですから、ネイティブと同じ仕組みを あなたが共有していいれば、音声で聞き取れないことも
「推測」で聞き取ることができ、まだ話していないことも、英語の型からいくと、これしかないと
「推測」できるのです。
これは、特別なことでなく、日本語でもやってることなんですねえ。
まとめ
さて、外資の金融機関の友人も納得してくれたかな?
えっ? それどこじゃない? 職探し?
外資系は浮き沈みが激しいから・・・
頑張ってね、職探し。
さて、最初に掲げたニュース記事で使う英語なんだけど、
The US congress finally passed a $700 billion plan to bail out US failing banks.
これって、英語の仕組みがわかると、歌ってしまいたくなりますよ。
♪♪”She’s got a ticket to ride. ” ♪ って また古いけどビートルズの歌詞ですよ、これ。
何でこんなの持ち出してくるのかって? ちょっと比べると面白いから。
The US congress finally passed a $700 billion plan to bail out US failing banks.
She’s got a ticket to ride. (She’s は She has の略で has got = has の意味です)
わかるかな? 同じ英語の型ですよ。
The US congress => She
finally passed => has got
a $700 billion plan=> a ticket
to bail out US failing banks => to ride.
ね、天丼みたいに 特上とか上とかいって、難しい英語を有難がるなんて
ばかげているでしょう。
難しい英語も結局はしくみがわかれば簡単
難しそうな英語だって、簡単な英語だって、同じ英語の仕組み(型)を
使ってるんですよ。
難しい単語をちらつかせ、しかめっ面して難しそうな英語を
聞いているのが勉強と思ってる、ほら、そこのアンタ、天丼は天丼、
海老使ってるんだから。
英語も仕組みがわかって、使えるようになってから、難しい単語の入った英語を
読むと、すんなりドンドン読めたりできちゃうんだよ。
まずは、自力で、
I took a train. を
=> I had to take a 9:30 train for Kyoto with my colleague right after the meeting. に
組み立てられるようにしてね。これと同じくらいの文を5つくらい、ぺロッと天丼を平らげるように
作れたら、合格。
次の記事も参考になりますよ。
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英語の発音に自信がない?3つの練習方法でメキメキ上達する