何度も出てくる表現は、イメージと一緒に自分のモノにできる!
中学で覚えるべき必修英単語は、1,000語。
文部科学省の指針だそうだが、1,000語というとなんか、結構大変そう、という気がする。
けれども、実際に自分が知っている単語を並べていくと、
the, is, are, he, she, this, pen, dog, walk, talk, …. まず、軽く300語はいく。
なので、1,000語というのは、確かに中学レベルなのだ。
ちなみに、知っている知らないをあまり意識することなく、スラスラと一般的な読み物を読めたり、ニュースを聞けたりするのは2万語くらい。
平均的アメリカ人の語彙が、4万語だから(大学院卒は6万語くらい)、まあ、その半分も知ってれば、あまり語彙に悩まされることもない、ということか。
私も受験時代、一生懸命単語集で覚えたが、これはなかなかツライ。
なので、私の場合、学校の試験範囲が決まっていて、その単語の意味が出題されるのが、必至の場合を除いては、以降単語集なるものは、使わなかった。
英文を読んで、わからない単語は、なんとなくやり過ごすか、何回かでてくると辞書を引く、くらいにしていたが、単語数を増やす意味ではこのほうが効果はある。
それも、表現ごとアタマに入ってくる方法が、私には単語増強に役立った。
表現ごとっていのは、「セックスアンドシティ」を題材に考えると、こんなやり方。
独身キャリーと、結婚している友人がレストランで食事していると、
友人 ”Hey, Sean. What a surprise. This is our friend Carrie.”
“We’re about to have dessert, wanna join us?”
と、fixd up (仕組まれて)しまう。
この場面では、独身キャリーと結婚したい男ショーンが中心。
それを、何とかくっつけようという友人夫婦の”fix up”。
このfix up という表現が、いろんな形で出てくる。
まあ、
“This is such a surprise.”
と表面ではいって、その実、
キャリーの独り言 ”Another time I hate being single is when
married friends “surprise” fix you up.”
あとで、キャリーとショーンの2人になると、
ショーン ”You know this was a fix-up, right?”
キャリー ”Oh, please, I could smell it before you walked in the door.”
ショーン ”My parents met on a fix-up, and they’ll be married 41 years next
month.”
こうなると、もう、fix up は 何かを仕組むことという意味とともに、男をくっつけられるキャリーと、その場面に出てくるイタリアレストランの雰囲気、などと結びついて記憶に残る。
こういうイメージと一体化した形で表現がアタマに残る
と、無理に単語を暗記するよりも、確実に、しかも日本語に訳さずに、英語がそのままアタマに入ってくる。
こういった表現や語彙が増えてくれば来るほど、英語のまま英語を理解していくことが
カンタンにできるようになってくる。
もちろん、この番組には、変な英語も出てくるからご用心!
何度か出てくる造語 abso-fucking-lutely.
もちろん、absolutely を強調してる言い方だけど、これは覚えないほうがいいかも!