スピードにのってワクワク英語を吸収する!
先日の記事でロバートレッドフォード監督の「バガーヴァンスの伝説」で南部の英語の流れるようなリズムについてご案内したが、英語は日本語よりも流れるようなリズムがある気がする。
かといって、いつも耳に優しいわけではない。
時には、ガンガンとイヤになるくらい、耳に鳴り響く。
仕事をしているとそうなのだが、アメリカ人は、直接的な物言い+声がでかい=威圧 的 な感じがするときがある。
これは英語の問題だけじゃなくて、アメリカ人気質を反映していると思っているが・
・・(カナダ人やオセアニア系の人たちはもっと話し方もやわらかだし、言い回しも
やんわりとしていて心地よい)。
そのアメリカ的な激しさを地でいっているのが、ご存知テレビドラマ ER だ。
ジョージクルーニーを人気俳優にしたテレビドラマ。
このテレビドラマは、人間の描写がすごく好きなのだが、なにせせわしない。 見終わると、こっちまで一仕事終えたような気がする。
この雰囲気、私がもといたアメリカの経営コンサルティング会社にそっくりなのだ。
いつも人手がたりない、やんなきゃ行けない仕事はたくさんある、みんな自分の勝手
なことをドンドンしゃべる・・・
たとえば、ER 第14話のLong Day’s Journey では、出だしから忙しい。
いきなりベッドに横たわる少女のシーンから始まり、いろんな医療器具の音がやかま
しく鳴り響く。
“Help me, help me. Please, please”とう少女の声から始まり、
“Oh God, oh God, it hurts.”と少女が小声でいうあたりから、英語がドンドンス
ピードに乗ってくる。
少女が横たわるベッドに医者と看護婦が4人も立会い、忙しいそうに器具の点検、少
女の目をライトで照らし反応を見る。
“pupils are sluggish.”
“She’s out.”
“Give me an ET tube 7.0. I’ll take that”
など、もう用件だけをバンバンいうから、余計スピードに乗って英語が早くせわしな
く聞こえる。
ただ、無駄話をしてる余裕がないシーンが多いので、簡潔な英語表現にはもってこい
だ。
“Kathleen, can you hear me?”
“Let’s give her 500cc normal saline.”
医療用語が多いのがたまに傷だが、使っている英語はものすごくシンプル。
シンプルじゃなきゃ、間見合わないというスピード感がある。
ERを見ていつも思うのだが、スピード感のある英語は医療現場だけではない。
医者同士の会話もスピーディで余計なフレーズが少ない。
仕事病なのでしょうか?
あっという間にドラマが進行していく。
このドラマを見る際は、医療関連の言葉が多いので、それをハショって考えた方がい
い。
この映画をみると、ちょっとぶっきらぼうだが、簡潔でスピーディな英語が身につ
く。
使っている単語も医療用語以外は、単純なものが多い。
NHKで再放送しているようだが、英語に集中してみたい方は、DVDで見るといいでしょ
う。
何度も繰り返しみると、あなたにもスピーディな英語の感覚が身につくと思います。