英語の発音がどーしてもうまくならない。どうしたらいいでしょうか?

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映画のいいお手本として、「ラストサムライ」を見てみることをお勧めする。

武将「勝元」扮する 渡辺謙さん が好演でアカデミー賞にノミネートされた映画だ。

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このなかで、渡辺謙さんは、相当英語に力をいれたはずだ。

まず、トムクルーズ扮するオルグレンとのやり取りに、全くよどみがないどころか、会話を自分で引っ張っていく位のリズムでぐいぐい自分の土俵に相手を引きずりこんでくる。

たとえば、勝元(渡辺謙)が、捕虜として捕まえたオルグレンと、自分の領土で最初に対面したときの会話では、勝元(渡辺謙)が威厳とともに、スムーズに会話をリードしていく。

勝元 ”I will practice my English with you if you would honor me.”

オルグレン ”You kept me alive just to speak English?”

無言でにらみつける勝元に、

オルグレン ”Then what do you want?”

勝元 “To know my enemy.”

勝元が 敵の大将を切腹させたところを見ていたオルグレンは、
“I’ve seen what you do to your enemies.”

勝元 “Warriors in your country do not kill?”

オルグレン “They don’t cut the heads off defeated, kneeling men.”

ここで、勝元は、切腹の意義をオルグレンに説明する。

このくらいの会話スピードを続けながら、次のような説明をすんなりとできれば、英語会話レベルとしては申し分ない。

勝元 “General hasegawa asked me to help him end of his life.
A Samurai cannot stand the shame of defeat.
I was honored to cut off his head.”

勝元 “Many of our customs seem to strange to you.
The same is true of yours.”

そしてまた、ここから勝元がさっきから腹に据えかねていることを切り出す。

勝元 “For example, not to introduce yourself is considered extremely rude, even among enemies.”

この映画全編においてすばらしいのは、勝元(渡辺謙)が、オルグレンとの会話において、全く流暢に英語を駆使していること。

その流暢な英語で、日本の文化やしきたり、たとえばどうして桜を日本人は愛でるのか?

武士道とは何か、を予備知識のないオルグレンに説明していく。

ここで、先ほどの質問に出てきた発音をみてみよう。

勝元(渡辺謙)は、欧米人が聞いても全く耳障りにならない英語の発音をしていると思う。

しかも、ここが大事だが、日本人らしさ、つまりアメリカ人の発音に流されすぎていない、実に流暢な発音をしている。

私は英語の発音においては、まずはじめは、マネをすることを強くお勧めする。

固定観念に流されずに、英語を真似るのだ。

真似るときのお手本は、当然アメリカ人などになるだろう。

映画を見ながら、一人の俳優になったつもりで真似てみる。

これは、耳から聞いたとおりを真似ていくことで、よりその俳優の発音に近づいていく。

これを繰り返していくうちに、かなり上手に英語の発音ができるようになっていく。

そこから、今度は徐々に自分流のアレンジが出てくる。これは意識しなくても自然とそうなる。

アメリカ人でも、人によって声が違うように、一人一人に個性があるので、その個性が出てくる。

私たち日本人は、欧米人にわかる発音で発生する必要はあるが、彼らと同一になる必要はないと思う。

最終的にはあなた自身の発音が、欧米人にも理解できて、さらにあなたも快適に流暢に、内容に集中できるような発音が習得できれば、それが最高だと思う。

渡辺謙 が、アカデミー賞にノミネートされたのも、欧米人の真似ではなく、気骨のある武将を演じたからだ。

あなたも、発音においても、マネ=> それから自分流 を確立していくことができれば、バッチリだ。

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