先週メルマガでゴッドファーザーの話をちょっと書いたら、いやあ、ファンがたくさんいるんですねえ、山のようなメールをいただきました。
みんなワクワクしながら、何度も映画を見ている様子。
中にはセリフをほとんど覚えてしまっていると言うツワモノもいました。
私もこの米国出張で、実はゴッドファーザーにまつわるワクワクの経験をしました。
今回米国出張で面白かったのが、映画やペーパーバックで何気なくアタマに残ってい
るフレーズが、ドンぴしゃり使われていること。
「お、これはこういう場面で使えるんだな」というフレーズが結構ありました。
たとえば、ゴッドファーザーのペーパーバックにでてくるフレーズ。
ファミリーのドンが、自分の息子を敵に殺されて、敵を含めた親分たちを全米から集
めて説得する場面。
「自分がまだ11歳の年で ひとりイタリアから移民としてアメリカに渡ってからの
苦労、こんな世界に足を染めて生きていかなくてはならなかった境遇、これを自分た
ちの孫たちにさせることはできない。ここにいるみんなも同じ気持ちだろう。私はい
つか孫たちの誰かがアメリカの輝ける星、たとえば大学教授とか、音楽家、いや大統
領にだってなれるかもしれない、そうなってほしいと願っている。自分の息子が殺害されたことを詮索するのをよそう。われわれがまた闘争に明け暮れ
るのはもう御免だ。そうだろう、みなさん。」
このスピーチは、親分たちの心をつかんだ。
それを次のように表現している。
He had hit the nail on the head.
まさにそのとおり、という意味だ。
私をワクワクさせたのは、実はこの表現だけでも、7日間の滞米中に3回も出くわし たのだ。
1回目は大学教授とのミーティングの最中。発言のあとに、顧客のひとりが、”your
idea hit the nail on the head”。
2回目はディナーでの席。何気ない会話をしているときに、夏のバケーションの話に
なったとき、やはりくつろいだバケーションが最高だよね、といったときに、”You
hit the nail on the head”。
それをいった彼も アクセク動き回るバケーションより、のどかにのんびり過ごすほ
うが好きなんだとか。
そして最後はテレビ。
何気なくつけていたテレビで、ロックフェラーの自伝をやっていた。
その中で、ロックフェラーが競合の横槍に屈せずに、なんとか市場を独占していく手
法を解説するときに、「彼のやり方は hit the nail on the head」(非のうちどこ
ろのない、まさしく最も望ましい方法)としてナレータが絶賛したとき。
ひとつのフレーズがこんなに活用されているとは、とウキウキしてしまった。
映画やペーパーバックだと、こういった日常的に使われる表現がたくさんでてくるか
ら、楽しめる。
さらにそういった楽しんだ内容が、実際に使われている場面に頻繁に出くわすとます
ます嬉しくなってしまう。
私はまだ米国の時差が残っているので、朝4時頃目が覚めるのですが、これを機会に
と、朝の静かな時間ペーパーバックと映画を思う存分楽しんでいます。
昨日は、DVDでグレムリンを久しぶりに楽しみました。
ペーパーバックでは、3年ほど前によんだジョングリシャムの「Firm」を再び読み始
めました。彼の文章はスピード感があって最高!!
あなたも英語の学習から、是非ワクワク楽しめる英語に切り替えてみては?