時間がない、時間がない、私の周りには時間のない人が
たくさんいます。
スタッフは、汗水流して仕事をしていて時間がない。
受講者の方々は、仕事が忙しくて時間がない。
私は涼しい顔して、スタッフの脇を通り抜け、
「ちょっと出かける!」。
で、私も皆さんも同じく一日24時間。
どうして時間がある人とない人がいるんだろう?
多分私の場合は、遊びながら仕事をして、
仕事をしながら遊んでいるからじゃあないかと思い、
そのことをスタッフに話したら、
「それって、ある意味ズルイですよね!」だって。
私は、好きなことを仕事にして、そしてそれで喜ばれれば
こんなにいいことはないと思うのだが、まあその話はともかく、
よく時間のない方からいただくお話は、
「正直なとこ、どんくらい英語に接していいなくちゃいけないの?」と
いうたぐいの質問です。
手っ取り早い答えが、「できるだけ」なんですが、
それでもやはり「このくらい」という基準がほしくなりますね。
正直なところ、純粋に日本で暮らしていてこれから英語を
飛躍的に伸ばそうとしている方、特にこのブログを読んでいる
方は、ほんとに活動している時間は英語漬けが最も望ましい、
と思います。しかし、これは現実的にはムリでしょうか?!
とっても実行しやすい方法として、非常に短い時間から始めて、
その時間を倍にしていくやり方があります。
まず5分。これを1週間続ける。
次に10分これを2週間続ける。
次に20分、これを4週間・・・
大体60日間続くと、習慣化されます。
犬の散歩を習慣化させるとよくない、犬はそれを覚えこんで、
いつも散歩をねだるようになるから、と言いますが、実は人間も
同じです。
人間も習慣化が得意な生き物で、3週間続くと大体習慣が
身につくそうです。
60日続いたら、かなり習慣化が強化されているので、
あとは、それを続ければいい。
ここまでくると、続けること自体はそれほど苦ではありません。
もちろん、1日5分では、時間が全く足りないから、時間も
ドンドン倍に増やしていく。
最終的に1日1時間英語に割けると、英語力はかなり伸びます。
ある作家の方が、同じ方法で、1日ずつ学習時間を延ばしていき、
最終的に毎朝1時間を英語でニューズウィークを読みこなす時間にあて、
英語学習から1年で英検1級に合格したと、新聞で書いていました。
作家だから言語能力がある、という点を間引きしても、
実行すれば効果がある、いいお手本ですね。
英語がかなり自分のものになってきていると感じるときに経験するのが、
英語で夢を見るようになることです。
夢の中でネイティブが話している英語がわからないことすらありますが、
それでも、英語が夢に出てくるというのは、英語力が伸びている証です。
なぜなら、それは、英語付けになっていることを意味しているからです。
英語漬けになっていると、たとえば映画をぶっ通しで週末ずっと見ている、またはス
リリングな推理小説を朝から晩まで読んでいる、ということをずっと繰り返している
と、必ず転機がきます。。
望もうが望むまいが、英語が頭にはびこって離れない。これが続くと英語で夢をみ
るようになります。
英語で夢をみるというのは、私は夢判断専門家でないからはっきりわかりませんが、
アタマは英語で支配されている、と考えてよいでしょう。
日本にいる限り、どんなに英語を話しても聞いても、日本語を忘れてしまう、
というリスクはまずないでしょう。(海外の場合、特に子どもはありえる。)
ですから、何の心配もせず、英語漬けになってください。
その第一歩が、まずは少しずつ、徐々に時間を増やして続けていくことです。