あなたもたくさん英語は聞くけど、なかなか話すほうは?

この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

というクチでしょうか?
話すのって、運動と一緒で、慣れです。
話すことがなれる=「口癖」

スポンサーリンク

バリバリバリっと 英語でしゃべれる方法は?

英語でなんて話せるわけないっ!
そう言って、日本を発った子供たちは、1年後見事に英語で話している。

ところが、苦労しているのは、大人。
なまじっか、英語をすこ~し、かじったからか、それとも
周りは日本人だらけ、週末は日本人同僚とゴルフのせいか。

英語で会話をしていて、自分が話すとき、たいていは
頭の中で予行練習する。

“I want to meet you next time at 2.”
よし、こう言おう。頭の中で2度、3度予行練習して、口を開く。

初めは誰でもこの段階。

これをいかに流暢に話す段階へステップアップするか?

日本語で話すときのことを考えてみると、「ん? 予行練習とかしていない。」

日本語でしゃべるときっていうのは、頭の中に概念があって、
それを口にだしている。
無意識だけど、初めから、こういった文章を使おうとはしていない。

たとえば、
「概念: 木村 賛成」と頭にポッと点灯して、それを伝えるときは、
無意識。

「わたしは、木村さんの意見に賛成かな。」
「結構木村さんのいってることもありかなって思います。」

長嶋さんだと、
「木村さんのアイディアなかなかグッドでナイスですねえ。」かな。

いずれの場合も、こんな表現を使おうとか、こんな文型にしようなんて
思わずに、口からでてくる。

寅さんの、「おばちゃん、それをいっちゃあおしまいよ」と同じ。

こういった自動化が、英語を話すときも欲しい。

ではどうやったら それができるか?

1 口癖をつくる。

人それぞれに特有の口癖があるように、頭のなかでそれがグルグル
回っていれば、口癖になる。

英語でも同じ。たとえば、今一緒に仕事をしているナレーターは、
I wanted to know if ~  っていうのをよく使う。

きっと彼の頭の中で、このフレーズがグルグル回っていて、
もう口癖になっているんでしょう。

もうひとりの女性は、I’m just curious about ~.

誰にでも口癖がある。これをまず仕入れてしまうといい。

そうすると何がいいかって、ここの部分は、もう考える必要がないから。

つまり、英語で考える、どころか、何も考えずに口が動いている状態になる。

考えるのは、口から出ている言葉の、ずっと先になるから、スムーズに
言葉がつなげる。

I wanted to know if の、ifから後のパターンも、いくつも口癖のように、
頭の中をグルグルまわし、さらに口から何度も出していると、それも
口癖のようになるから、いろんな表現に慣れる。

量をこなしていくと、口癖がドンドンたまっていって、たいていの
表現は、話すことができるようになります。

2 話す内容は結構簡単なことばかり

話すのが一番難しいって感じている人も多いけれど、英語のレベルで
考えると一番簡単。

口頭で言うことって結構限られていますから。

文章を書くとなると、論文をかかなきゃいけないこともあるし、大変だけど、
話すとなると、それこそ日常会話。内容的には非常に簡単です。

3 間違えないからできない日本人。間違えればできるようになる。

大体会話テキストでも、英文会話があって、それを習うようになっている。
これが、頭に残らない一つの理由。

リスニングの場合はこれでもいいが、話すためには、ゼロ(または概念)の
段階から、自分で英語を作り出すことが重要。

与えられた英語を一生懸命覚えるのは、解説を見ながら数学の問題を
説くのと同じ。 回答なしの問題がでたら、自分では解けない。

英語の場合も、 これって英語でなんと言うのか、というところから
自分で英語で言ってみる。
それで、解答があれば、それをみて、「お、こういうのか」とか
「オレはここのところができなかったな」と一度 驚いて、それから口癖に
するように正しい英語を吸収する。
この、「おっ」という驚きをつくることで、人は記憶をすることができる。

ポイントをまとめると、

1 話すときは、口から出ている瞬間の言葉を意識していない。無意識状態。
2 無意識状態を可能にするのが、考えずに口からでてくることば[口癖]
3 話す能力向上のためには、「間違える」こと。

初めはつっかかりながら話すことになりますが、口癖が増え、たくさん間違えると
いつのまにか、”What do you say to playing golf this weekend?”
もちろん、[What do you say to ]は無意識で口からでてきます!!

あとがき
記憶がいいと英語習得も早いというのは本当かもしれない。
記憶のいい人で英語の達人が結構いるからだ。

それを考えるとチンパンジーは語学の天才かも。

京都大学霊長類研究所の実験で、5歳のチンパンジーは、
直観記憶で8割の正答率。ところが、人間様の大学生9人は平均4割。
チンパンジー、恐るべし。

タイトルとURLをコピーしました